この世に、永遠など無いと
君は言う
すべてに
終わりがあるというなら
その時まで
君の側にいさせてくれないか
終わりの先にある永遠を
僕が、必ず
見つけるから
僕等はいつ死んだのだろう
今命有りこの世界でくらす
人間は実は一度しんでいる
母親の体内から生まれ
この世の中に産声を上げた瞬間に
その生命は一度死に
....
あれは
過ぎ去った季節の代わりに
それは
幾度も破り捨てた手紙の代わりに
これは
風に拐われた笑い声の代わりに
39本のガーベラを
あなたに贈ります
....
例えば、この場所が世界の果ての果てで全てが朽ち果て漆黒に染まっても僕はあなたを求めていたいんだ
例えば、ふとした瞬間に目の前から全ての光が消え去って真っ白で何も見えない世界になったとしても僕はあ ....
思えば今日だった
ような気がする
何が?
と
尋ねられる事はないけど
もし ....
白っぽい視野の中に
草の生えた道があり
知らない樹木が立っていた
母は和服を着て
道にひとり佇んでいた
すると向こうから
何年も前に死んだ父が歩いて来た
ぱりっとした背広を着 ....
砂浜に受付のデスクが
ぽつんとひとつ
前方には潮の引いた藻場が
どこまでも広がっている
デスクの上の
海の図鑑を開くと
いろんな星の海が泳いでいた
地球の海は昼寝をしてい ....
アイラブユー アイラブュー アイラビュー
もう歌うのは止して
きみがあの子を好きだってこと 分かったからさあ
アイニードゥユー アイニドゥュー アイニーヂュー
もう歌うのは止して
そんな ....
詩を書こうと思ったら書けなかった
死を囲ったら詩が生まれた
私は毎日死を考えている
そして詩に埋もれて
そっと死を迎えまるのだが
死ぬのはまだ先のことだ
私はまだ数 ....
仏壇の奥から
じいちゃんの入れ歯が出てきた
まるで貝のようにぴったり重ねてあって
今にも「がははは」とじいちゃんの声で笑い出しそうだ
でもじいちゃんは小さい時の僕を
よくこの入れ歯でびびらせ ....
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