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あの上り電車で何本見送ったことになるのだろう
別に数えている訳では無いし
有り余った時間を費やせればとストールの毛玉など毟りながら
外界と隔絶された待合室の硬いベンチに腰掛け
あの夜の顛末でも ....
何故かあのひともそうだった
年上の素敵な奥様がいて
それなりに幸せな家庭を築いていた
そしてそんな男の軽い浮気心に惚れてしまう女がひとり
初めて出逢ったのは真冬に逆戻りしたような夜 ....
前澤 薫さんの恋月 ぴのさんおすすめリスト
(2)
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日付
臙脂色のひと
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恋月 ぴ ...
自由詩
26*
09-3-1
螺旋のひと
-
恋月 ぴ ...
自由詩
29*
09-2-15
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