追いかけてきたのか

逃げてきただけなのか

振り返れば

夏の残り香

空は遠く
三つだけ数えなさい
罪状をひとつひとつ数え上げる優しさは
持ち合わせていない




こんなときだけ命乞い、
完璧に嗤ってから
銃爪を引いた




ひとり

ひとり
 ....
困窮と退屈のはざまに
気高き朝を見つけたならば
それはもう、入り口である


その朝を慎重に迎え入れ
ささやかな疲れを知るならば
それはもう、幸せである


ひび割れた手をかばい
 ....
びねつのひとは
こおりまくらに
おもたいのうずいをもたれさせて
たすけてくれと
うめいている

びねつのひとを
みまもるひとは
ポリエチレンのふくろのなかへ
むくちにこおりを
つめ ....
夢の中に死んだあのひとがでてきました
鮮明に

あの笑顔でよびかけました
友人のために一肌脱ごうよと
そうだった

あなたのまわりにいつもみんないました
楽しかった
叱られたことさえ ....
南半球

夜の港で船を待つ

いつもの星空とちがう

散らばり方がちがう

強くひかる星の位置もちがう

流れ星ひとつ消えるまに

お願いごと

三回唱えることに成功した
 ....
お母さん 今日で8年経ちます
さっき シロップ入りのアイスコーヒーを注ぎました
ドトールのではないけれど

どうぞ飲みに来て下さい

   私は一分おきにグラスの減りを見てしまう

お ....
夕方の細い夜に逃げ出した心が帰らない

大したことはおこらない
丸い窓を持ち上げて

少し空気を入れ替えるような当たり前のこと

感慨深く、目を閉じているわけでもない
警戒が服を着たわ ....
わたしがあなたの手を振り払ったのは
悲しいからではなく
怒りからでもなかった

ただ愛がこの巣を飛び立って、

この檻から去っていくのを見つけたから……

わたしがあなたの手を取ったの ....
      あつい雲に夜空は覆われ
      月の光がとどきません
      それでも夜空をみあげ
      かすかな光を探すのです
      愛を謡う千の夜がありました
    ....
僕は軽くなりたいんだこれまでより軽くね
重すぎる心と身体はもう要らないさ小鳥になって遊ぶ
僕は何者だったというのだろうかそんなのかんけーねーってか
乗り過ぎはいけないがぶっとしていてもダメだ
 ....
生きてりゃ

色んなことがあるよねぇ。



割合的にはね、嫌なことの方が

若干多いような気もするけれど

僕らは、そういった嫌なことに遭遇する度に

“リセットボ ....
桜ってあんまり好きじゃないんですよ

きれいすぎて 散るのが早すぎて 悲しくなるんだ

感激する時間より、苦しい時間が長いから

ふっと見上げて、うつむいてしまう

好きなんです 好き ....
負けたくないとおもうけど
一体なにになんだろう
どうして戦わないといけないんだろう

優しくなりたいとか
してほしいとかっていうけど
優しいってなんだろう

言葉が深すぎておぼれそう
 ....
自分だけにしかできない冒険がある
エッジのきいた言葉を
声高に叫ぶより
むしろ平明な言葉を
静かに語りたい
憎しみを克服するには
どうしたらいいのか
考えて考えて
考え抜いて
何千日 ....
誰にも見えない虹が
君には見えるのだろうか

僕は何十年もかかって
ようやくおのれの目の中の
黒い雲達の正体が
おぼろげに
見えてきたばかりだというのに

僕の言葉は
発音した瞬間 ....
かなしみが風だとしたら
お前は誰だ

記憶が口から漏れる
Will

お前の自由が
かなしみだとしたら?
   
僕はこうして夢見ている

自分自身が草原を走っている姿を

人々が何を言おうが、人々が僕を殺そうが

僕の夢はいつもそこにある

僕の夢だけは僕を裏切らない

だから、そ ....
生きていくために身体を壊す 夢は、永くは続かぬ。

それは、天を覆わんと咲き誇る

満開の桜のように優雅で美しく

そして儚い。



夢は、永くは続かぬ。

それは、木漏れ日とともに降り注ぐ ....
ある女性から振られて
運気が下がった。
身から出た錆だった。
必死にあがいたが
ダメだった。

前世からの因縁で
地獄行きが決定した。
もう夢も希望もない。
仕事もその内首になる。
 ....
ありがとう と
言うことはできるけど
想うことはむずかしい

平等という言葉を習いすぎて
不公平という言葉を使いすぎて

列を乱してはいけないの
群れとは並ぶことじゃないのに

感 ....
昨日はどうやら生きていた。

今日もなんとか生きている。

明日も運が悪くなければ生きてるだろう。


日々の生活で浪費してるのは、酸素ぐらいなもので。

つまならないことも、くだら ....
いっぱい有りすぎて涙も出ないのさ
彼女に子供ができてでも僕に仕事が無いこと
あるいは仕事はあってもやつらとうまくやれないこと

詩の題材ならいいが現実は
どこにでも有る歌の通りだ

ぼく ....
海に心を映してみれば
おんなじだよと
波がいう
満ち足りぬ
満ち足りる
くりかえす 
やさしい
さざ波
このせかいをみつめて
だまって泣いている

それだけが
神さまのできること

このせかいをつくった
小さな神さまの
君は君で

私は私で

君は私じゃないし

私は君じゃない


違うところなんて
共通点より多いし

すれ違いばかりで
君を苦しめたこともあったけど


そ ....
思い出の中に君の顔を探してみるよ。



それは遠い日の記憶

君はいつも笑っていた。

くだらない冗談でふざけあって

些細なことでもおかしくて

君から僕が目をそ ....
死にたいと思う事だけが
私のすべてだったと
死ぬ前に思うのだろうか

死にいそいで
殺して欲しいと
頼む

風がくるから
わたしは
また
それに包まれて
どこかの温かい優し ....
イマジナリー スーサイド
マニック ヴァン ヴェートーベン
ノイズ エクスペリメンタルミュージック

指揮は ぼくが執る
前髪を垂れ流し 身を屈め 全身全霊を
指揮棒へ注入する
充填さ ....
まきちぇりさんのおすすめリスト(70)
タイトル 投稿者 カテゴリ Point 日付
晩夏- 三田九郎自由詩113-8-27
風葬- 伊織自由詩4*13-8-27
樵と夏の終わり- ストーリ ...自由詩413-8-27
微熱の病床- マチネ自由詩113-8-27
おかえりなさい- 朧月自由詩313-8-10
夜の港で船を待つ- 吉岡ペペ ...自由詩613-8-10
母へのうーとーとー- 朝焼彩茜 ...自由詩1013-8-10
夕方ちかくの細い夜に- カマキリ自由詩813-7-25
檻から飛び立ったあなたの愛へ- 創輝自由詩313-7-25
月光- 石田とわ自由詩16*13-7-25
風に乗る- 梅昆布茶自由詩1213-5-26
リセットボタンを押したいかい?- 元親 ミ ...自由詩3+13-5-25
桜を愛でるということ- 三田九郎自由詩213-4-20
戦わない花- 朧月自由詩313-4-20
宿命- 渡辺亘自由詩713-2-3
誰にも見えない虹- Lucy自由詩8*12-12-20
- 佐藤伊織自由詩512-11-23
水のおいしさ- yamadahifumi自由詩112-11-23
生きていくために身体を壊す- 北大路京 ...自由詩15*12-11-23
儚い。- 元親 ミ ...自由詩512-11-16
どうあがいても地獄行き- ペポパン ...自由詩5+*12-11-15
ありがとうの群れ- 朧月自由詩312-11-15
どこかの友へ- たまごボ ...自由詩5*12-11-14
上手くいかないこと- 梅昆布茶自由詩1612-11-9
さざ波- そらの珊 ...自由詩1912-11-8
もういちどこのせかい- 佐藤伊織自由詩412-11-3
一人の人を愛す- ジュリエ ...自由詩112-11-2
まっすぐに。- 元親 ミ ...自由詩9*12-11-2
風の歌- 佐藤伊織自由詩212-9-14
国歌吹奏_/_****'99- 小野 一 ...自由詩4*11-3-22

Home 戻る 最新へ 次へ
1 2 3