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雨に濡れた明朝体のような
あなたのてのひらで
さやさやと海をやどす桃の実と

どこからか
うちよせる
まひるまの
葬列

泳げないわたしのために
あなたが桃にナイフを入れるたび
 ....
扉などあってもなくてもよくて、
それはわたしの肺が
さくばん死んだ蛾の燐粉で
みたされるのとおなじこと。(こうこつ、
通り抜ける、みどりの、さけび
それは あした
砂丘につづく列車に
骨 ....
withinさんの萩野なつみさんおすすめリスト(2)
タイトル 投稿者 カテゴリ Point 日付
葬列- 萩野なつ ...自由詩1510-12-10
夏葬- 萩野なつ ...自由詩1310-9-4

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