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グレーを塗ると、きもちがいい
グレーを塗ると、きもちがいい
雨の降るふる
背伸びをやめる
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強く
ゆびで押すと柔らかく凹むほどに
紅く、
林檎
食べ頃をうっかり
逃してしまったものだから
どうしたものかと
思案している
その薫りやわらかく
そのかたち未だ林檎 ....
余白は余白のまま
残しといてくれたらいいのに
ちゃんと感じとるのに
余白を埋めようとするなんて
信頼してくれてないってことよ
。
枷のひとつやふたつ
あったっていい
どうしようもないと
歯噛みして
ひっかいて
爪たてて
ひきちぎろうと
躯を震わせ
全身で
もがいてもがいて
逃れようとして
そ ....
そこそこに慌ただしい日をこなしたあとは
急ぎの用ではない
コマゴマを
脇へ全部追いやって
静かに坐ってまゆつくる
まゆからでてきたからといって
羽根あるものになるでなし
わたしは ....
実家に帰ると
母は今の母で
わたしが思っているお母さんとは違う
いろいろあったもんね
川の形だって水の流れで変わるんだもんね
でもわたしの頭のなかのお母さんはやっぱりいつも不幸で
あた ....
紅葉があんまり紅いから
メールを送ってみたんです
紅葉があんまり紅いから
安心するんじゃないだろかって
紅葉があんまり紅いから
やさしくなってみようかなって
良く撮れた
....
*
*
電車をおりたら、正しい冬の予感がした
冬の匂い!
冬の匂い!
冬の匂い!
冬の匂い!
冬の匂いが冬の匂いで
あたしはとっても幸せだ
今年の冬はシチューのC ....
たとえこころは暗くても
いのちはあかるい
たとえ世の中は暗くても
たましいはあかるい
たとえわかりあえなくても
たとえ憎しみあっていても
血塗れの戦場や
やるせない食卓で
....
横長の陽射し
オレンジ
リビングに
果実むく手と濃淡つくる
蜜みたい
トランペットの音のびる
指ですくって
夕焼け、とろろ
朱をぼかし
うすもも塗って
金散らし ....
こえぇ、こえぇ、まじこえぇ。
明日あたしは退院すんだけど、
退院=ふりだしに戻る、なんじゃね?と
せつなく思ってみたりして
そうだよ
それが
本音だよ
こえぇ ....
かみさま ほとけさま
ジーザス・クライスト
わたしは明日退院します。
あなたがたの名前を呼ぶからといって、
今までの人生の懺悔や反省をするつもりは毛頭なく、
わたしが幸せになるこ ....
駐車場のわきに
見知らぬ実のなる木があって
くるりとくれよんで描いたみたいな
小さなきいろい丸いのが
道にいっぱい落ちていた
わたしはつっかけサンダルの
ぴんくのつま先でそれを ....
あのときあいつはああ言った
あのときあの男はあたしを笑った
あのときあのひとは助けてくれなかった
あのときやつらは追い詰めた
あの言葉、あの態度、あの時あの時あの時あの時あの時 ....
withinさんの笠原 ちひろさんおすすめリスト
(14)
タイトル
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カテゴリ
Point
日付
オイルパステル
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笠原 ち ...
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10-9-15
つくえのうえの
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笠原 ち ...
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10-1-8
余白_を
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笠原 ち ...
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09-12-30
意気地
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笠原 ち ...
自由詩
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09-12-22
まゆつく
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笠原 ち ...
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09-12-18
未だうまれぬわたしのこども
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笠原 ち ...
携帯写真+ ...
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09-12-2
紅葉があんまり紅いから
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笠原 ち ...
携帯写真+ ...
10+
09-11-24
独白二篇
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笠原 ち ...
自由詩
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09-11-18
All_Miracles_Mean_Life
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笠原 ち ...
自由詩
7*
09-11-16
夕焼けとろとろ
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笠原 ち ...
短歌
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09-10-30
退院のための祈り(B面)
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笠原 ち ...
自由詩
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09-10-20
退院のための祈り
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笠原 ち ...
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09-10-20
柑橘サッカー
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笠原 ち ...
自由詩
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09-10-17
繁る私
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笠原 ち ...
自由詩
11
09-10-17
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