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空という無辺際をまとって
バランスから身を乗り出し
石器時代の少し前までしなやかに跳ぶ
言葉による情報伝達のゆるやかさは
ある種の懐かしさをもって書棚から
ペール・グリーンの表紙にこ ....
夏の乾いた心に結晶する
ホワイト・サイの六花
明け方 西の空に力強く
まだ月が見えたころのはなし
気持ちを繋ぐロープは
駅前の人、人、人で混線中
ひとまず心を落ち着けようと
スコッチ ....
期末試験の採点が済み
ポストにコトンと
成績報告書を投函する
苦労してつけた成績は
大学の教務課に届き
機械的に処理される
名前の並んだお寒い紙に
SだのAだのBだのCだの
....
混淆する 人の 言葉 詩みたいなもの
不思議ね 書くことがとてもむずかしい
滴るような感情や 季節感や 絶望 夢
恋愛や 苦悩の湧出は もういらないの
自分以外の誰かが すでに 同じ言葉で ....
起きてすぐに布団の中で
体の上に重み 体の下に重み
一瞬を出来るだけ長く引き伸ばして
耳を澄ます朝 君を探す朝
引力がそのまま町を
地面に張りつけているなら
それはgravityなどと ....
冴え冴えと月 秒針よりも鋭く
心まっすぐに 君へと向かう
新しいコート 最初にね
見せたかったんだけど
袖を詰めに君は
風の中に僕を置いていくよ
風が強い 誰もいない
いや 誰かがい ....
やわらかすぎる窓辺で
まだ未来を知らない
不安を覚えるよりも
呼吸するのに忙しいと
しなやかで軽い繊維
気持ちばかりが走る夜
時間と季節を一足飛び
白いスニーカーに風
戻れるな ....
さむいひなたで
パンをかじる
厚みはパンを
計る指標ではない
なぜなら
それはスライスされた枚数の逆数の比率だから
みごとにボクの日曜日の朝は
敗残の呈で横になる
土曜日は枯れ ....
飢えているのかもしれず
もって生まれた悲しみを
あなたがたは口にしない
島を取り囲んでいる
水のような白き砂を
波紋が渡っていくのを
凝っとみつめている
辛い塩水はもうない
考 ....
いい加減な気持ちで
好きだとか好きじゃないとか
そう口にするのなら
熱されて爆ぜる
種子のように気持ちが
重く澱む リノリウムに
真夜中 澱む バリウム
一回りして夏 そして
....
withinさんの瀬崎 虎彦さんおすすめリスト
(40)
タイトル
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カテゴリ
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日付
その詩集をひらくと
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瀬崎 虎 ...
自由詩
2
09-8-8
パーペンディキュラ
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瀬崎 虎 ...
自由詩
3*
09-8-7
SだのAだのBだのCだのFだの
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瀬崎 虎 ...
自由詩
4*
09-8-7
最後の一行は_空けておくわ
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瀬崎 虎 ...
自由詩
2*
09-8-6
ニュートン・ニュートン
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瀬崎 虎 ...
自由詩
3*
09-8-4
サテライト
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瀬崎 虎 ...
自由詩
4
09-8-3
それでも僕は
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瀬崎 虎 ...
自由詩
4
09-8-2
さむいひなたで
-
瀬崎 虎 ...
自由詩
3
09-8-1
深夜まで
-
瀬崎 虎 ...
自由詩
3
09-7-31
夏の音
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瀬崎 虎 ...
自由詩
3
09-7-31
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