細胞のしかく・てん
から線を引いてみる
遠く遠く
君の耳まで
白濁する土手の上には、昨日と今日と明日の車輪
細胞のしかく・てん
から伸びる線で
三葉虫の形を描く
遠く遠く
....
麓浮上懐の時計二時を過ぎ
性を秘めてシスターなにかの水を撒く
冷蔵庫の側面ふと息つきトマト揺れる
線路錆びて夜の街濡れているという
建設途中のロビーで次の語り手待つ
妻は ....
朝日の登る神楽坂通りを
白い息吐きながら、歩いていたころは
昼の12時と夜の12時で
なぜ一方通行の方向が変わるのか
そればかり聞かされていた気がする
カクエイドオリは
故・田中首相と神楽 ....
少女の症状は幕間の口上 抒情工場の霊るダンスで
胎陽を弾巣より護衛する光栄に頬を紅潮させ
薬用ガーゼの風でレースにお礼するキスは傷塗れedな
0℃の赤い唇で ドレスに号令す恒例の賛淫美歌で
リ ....
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