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あたまの傷のことや
からだの傷のこと
目のなかのぐるぐるの暗がりのこと
そういうことを口に出すのは
醜くていけない

たたかうこと
負けを肯定すること
生き抜くこと
まぶしい、
と ....
いらないと思ってたけどいらなくなかった
忘れられることが何より怖いくせに
忘れればかなしいことはひとつ 消える
わかっている


雪がとけるのは誰のせいなんだろう


明日の死と永遠 ....
夏がわたしを冒していく




(おかあさんのつくったごはんには)
(毒がはいっている)
(でもわたしはおかあさんがすきなので)
(死ぬとわかってたべている)


そう思い続けて ....
ここはそのむかしパパの書斎だった
むかしといっても2年ほど前までのことだ





その部屋
の真ん中
パパの回転椅子
の上のドーナツクッション
の上に
足をひらいてすわってし ....
今私の頭の上には呆けたような空がある。
長い長い長い年月の間に己がなにものであったかをすっかり置いてきてしまったような様である。

誰もいない公園のベンチに横になる。少し躯をぎゅうと伸ばして ....
透明な魚さんの因子さんおすすめリスト(5)
タイトル 投稿者 カテゴリ Point 日付
ぱくぱく- 因子自由詩508-11-19
未だ降らない雪のとけることを思って空の向こうばかりを見る日々- 因子自由詩408-10-24
夏が- 因子自由詩4*08-6-15
ここはそのむかしパパの書斎だった- 因子自由詩6*08-5-28
此方の景色- 因子散文(批評 ...6*08-4-15

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