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あともうちょっと
という人の目は
いつも遠くを見ていて
その眼をぼんやりと見つめている私の目も
きっと遠くを見ている

こんなにもだだっ広い「ちょっと」を持っていながら
私はここに
ミ ....
不意に、もうひとり帰ってくる気がする


母は家にいて
私も家にいて
弟が帰ってきて
もうひとり弟が帰ってきて
それから父親が帰ってきて


机に張り付いて私は耳を澄ま ....
あたまの傷のことや
からだの傷のこと
目のなかのぐるぐるの暗がりのこと
そういうことを口に出すのは
醜くていけない

たたかうこと
負けを肯定すること
生き抜くこと
まぶしい、
と ....
いらないと思ってたけどいらなくなかった
忘れられることが何より怖いくせに
忘れればかなしいことはひとつ 消える
わかっている


雪がとけるのは誰のせいなんだろう


明日の死と永遠 ....
{引用=
いつも考える私は黒い上下の服で
見つめる白い棺の中身に顔がない



たわむれに
両手でそっと抱いた母の
細さに泣きたくて
三歩
あゆめ  ず

たわむれの
 ....
べつに足跡とか残してきたつもりもなく
振り返ったところでなんかみえるわけでもなく
きのうの夕御飯のたべかすが
少量、
2時の方向にこぼれているのみだ





そうだよ
よく見て ....
白井明大さんの因子さんおすすめリスト(6)
タイトル 投稿者 カテゴリ Point 日付
ミクロ分析- 因子自由詩1*09-2-9
もうひとり帰ってくる気がする- 因子自由詩20*09-2-2
ぱくぱく- 因子自由詩508-11-19
未だ降らない雪のとけることを思って空の向こうばかりを見る日々- 因子自由詩408-10-24
カヴァー- 因子自由詩9*08-10-20
裸足の夢をみる- 因子自由詩3*08-4-9

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