愛について考えると
わたしは道になっている

頭のてっぺんから
つま先まで
世界のあらゆる道になって
人々がわたしの上を歩いている

あなたが歩きだすのを
ずっと待ってい ....
性的なものを含めてそこにハラスメント(嫌がらせ)と認定されるべき事態があったのかどうかを認定するためには、ハラスメントの加害者−被害者の間に支配ー被支配の権力関係があったか否かは重要な争点となりうる。 ....  
 
月工場で
おじさんたちが
月を作っている
その日の形にあわせて
金属の板をくりぬき
乾いた布で
丁寧に磨いていく

月ができあがると
ロープでゆっくり引き上げる
くりぬ ....
初老の母ちゃんを乗せた 
旅客機は 
赤ちゃんを産んで間もない 
姉がいる富山を目指し 
羽田空港の滑走路から 
大空へ 
飛んでいった 

定年をとうに過ぎた親父は 
警備の泊まり ....
論争スレを読んでいて思ったことを書きます。

私は自分が男しかやったことないので、異なる性の気持ち、存在状況とかそういうのがわかるといったら嘘だとは思う。
けど、どんなジェンダーにいてもね、欲望 ....
 
 
健康診断の結果
肺に小さな影がありますと書かれていた
早く再検査に行きたかったけど
仕事も忙しくて
時々そのことを思い出しては忘れ
思い出すと泣きたくなる夜もあった
実際泣いた ....
渓流が解禁になって、時間を見つけては決して安くはないお賽銭を(入漁料とも言いますが)払いながら放し飼いの犬に追っかけられたりしながら、ボロボロの山道でコケにタイヤを取られて崖下に転落しそうになりな .... ちょうどたまたまリアルタイムでPOGE氏と話している最中にこのことを知った

[13:49:05] ぽげ の発言:
ま、俺は発言は
[13:49:12] ぽげ の発言:
加工しなくてもいいで ....
忘れない。


君のことを忘れようとしたってできやしないから

酔っ払った時くらい


好きな言葉を手繰ろう。




とどきやしない



言葉なんて、意味のなさな ....
あともうちょっと
という人の目は
いつも遠くを見ていて
その眼をぼんやりと見つめている私の目も
きっと遠くを見ている

こんなにもだだっ広い「ちょっと」を持っていながら
私はここに
ミ ....
不意に、もうひとり帰ってくる気がする


母は家にいて
私も家にいて
弟が帰ってきて
もうひとり弟が帰ってきて
それから父親が帰ってきて


机に張り付いて私は耳を澄ま ....
スニーカーのひもを結びなおして顔をあげる
あたたかい冬の日に遠い風が吹き
何度でもほどけていくこと
立ち止まって教えてくれる、ひと
あれから、
の起点が見つからない
迷子の羊が横断歩道を渡 ....
あんなに荒れ狂っていた
場所
砂が乾いてゆく

反転し
苦しく水を蹴った足の記憶のまま、踏みしめる
砂にはわたしの
しずかな歩みだけが続いてゆく

高鳴り
呑みこむ夜が病いなら
 ....
昼食えば仕事が終わったかのようで ビルのあいま、一瞬の
うろこ雲の縮れたすきまに満たされた
蜜のような光りを執拗に覚えて
暗い夜の始まりに
歯形を残すように
ギターのグリップをかじる
コードを知らないなんて嘘
長調のはし ....
 白井さんのまどみちお論のところでずいぶん息巻いてしまった。あれこれいってはいるものの僕のいいたいことはシンプルです。
 まず、自分でいいなと思ってしまうことはいったり、やったりしたほうがいいという ....
              081119


100年に一度の津波ですと
テレビが
怖いことをおっしゃるので
海の方を眺めたら
金融危機のことだった
一人あたり12000円の定額給付金 ....
あたまの傷のことや
からだの傷のこと
目のなかのぐるぐるの暗がりのこと
そういうことを口に出すのは
醜くていけない

たたかうこと
負けを肯定すること
生き抜くこと
まぶしい、
と ....
ほんとのはなし

ねえ、きみ、なんでどっかいっちゃうわけ。ほかの女とさ。ねえ、きみはわたしのこと愛してないわけ。おれさあ、一人しかめぐりあわなかったんだよ。愛してくれるひとにさ。きみだけだよ。 ....
 過去のことを思い出すことが極端に少ないと気づいたのは30代に入ってからだった。「何も覚えていない」と人に言われることが時折あるのだ。そもそも私には思い出話をする習慣も無い。そう、私は「今」か「これか .... 僕が苦しんでいる横で幸せだった人が
不景気で奈落の底に転落していくこと

僕が楽しんでいる横で苦しんでいた人が
不景気にもっと声もなくすぐにおちていくこと

僕はジプシーだ
日がなくだら ....
雲がのびてゆく
編み目を広げて

ただの雲と思うなよ
まだまだ空は広いから

犬の甘え鳴きが
のびきってほどける日を
知らせようとしている
歩き出すことを知りました
ひた、
ひたり。
らしさをどこかに求めて
あまやどりをしました
ぽたり
いつしか涙も流しました
そうしてぎこちなく
笑ってしまうの、
わたし
ことばに詰ま ....
廃村の外れで
垂れ下がった電線が風に吹かれている。
壁や窓を叩いている。



置き去られたカラーボックスに
アニメのシールがでたらめに貼りつけてある。
清掃車のオルゴールが近づいてく ....
いらないと思ってたけどいらなくなかった
忘れられることが何より怖いくせに
忘れればかなしいことはひとつ 消える
わかっている


雪がとけるのは誰のせいなんだろう


明日の死と永遠 ....
{引用=
いつも考える私は黒い上下の服で
見つめる白い棺の中身に顔がない



たわむれに
両手でそっと抱いた母の
細さに泣きたくて
三歩
あゆめ  ず

たわむれの
 ....
寒いね
さむーい
しんけいつう、になった
肋間神経痛だって
(初恋の痛みだと思いこんでた)
しんけいつう、に(も)付ける薬はないんだよ
あはは
おばーちゃんみたい
あはは、おばーちゃん ....
目をつむろうか
草花が閉じるように
ゆっくりと心にぶらさがって


切り取り線に沿って歩く
内側よ 自分のものになれと思って


誰かに火を
ともしおえたなら
安 ....
べつに足跡とか残してきたつもりもなく
振り返ったところでなんかみえるわけでもなく
きのうの夕御飯のたべかすが
少量、
2時の方向にこぼれているのみだ





そうだよ
よく見て ....
かつては、大手菓子メーカーがフランチャイズ展開を
していたハンバーガーショップ。今は、身売りされて、
櫛の歯が抜けるように店舗が減っていることが、イン
ターネットで紹介されている。(もちろん公式 ....
白井明大さんのおすすめリスト(32)
タイトル 投稿者 カテゴリ Point 日付
ひらめき- 小川 葉自由詩509-5-10
ハラスメント行為の認定要件と権力関係- 山田せば ...散文(批評 ...2+*09-4-10
月工場- たもつ自由詩3809-4-7
幸福の食卓_- 服部 剛自由詩1809-4-3
忘れたらなんか困ること- 石川和広散文(批評 ...4*09-3-30
日常の味- 小川 葉自由詩709-3-27
行きつけの釣具屋さんで考える- 北村 守 ...散文(批評 ...109-3-26
POGE氏の発言停止処分について- 構造散文(批評 ...509-3-18
さむでぃ。- 自由詩309-2-27
ミクロ分析- 因子自由詩1*09-2-9
もうひとり帰ってくる気がする- 因子自由詩20*09-2-2
(無題)- キキ自由詩608-12-28
- 石畑由紀 ...自由詩12*08-12-8
13:10- K.SATO俳句4*08-12-8
はちみつ- キキ自由詩908-11-23
その痛みや嘆きや喜びや想いに優先権を与えないと。- 石川和広散文(批評 ...5*08-11-21
無鉄砲社会- あおば自由詩22*08-11-21
ぱくぱく- 因子自由詩508-11-19
ほんとのはなし...- m.qyi散文(批評 ...508-11-18
記憶に巣食う鬼- 小野カオ ...散文(批評 ...3*08-11-14
_- K.SATO自由詩4*08-11-10
とどくまで- 木葉 揺自由詩7*08-11-8
伝えます- かんな自由詩11*08-11-8
創書日和【声】_声が聞こえる- 大村 浩 ...自由詩22*08-10-30
未だ降らない雪のとけることを思って空の向こうばかりを見る日々- 因子自由詩408-10-24
カヴァー- 因子自由詩9*08-10-20
秋の気配(即興- よしおか ...自由詩5*08-9-30
fellowships- あすくれ ...自由詩11+*08-9-4
裸足の夢をみる- 因子自由詩3*08-4-9
大手資本から見捨てられたハンバーガーショップの話- kauz ...自由詩7*08-3-7

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