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雨よ降れ
ざんざん降れ
と、こいねがう村がある


たった
ひとつぶの雨だれにも
没してしまいそうな
舟がある



 めぐみや恐れや
 あれこれは

 ありえぬ ....
立ち上る煙を見ると
その先に魂を探してしまう
人ひとり死んだのに
山は頬を染め始め
わたしは焼き芋を食らう

パチパチ、と鳴る
時を刻むより不規則で
ずっと我慢していた拍手を
本当は ....
小さな指のさきで
木の実をひろいながら
ドングリ
という言葉を
娘は覚えた

昼間のつづき
眠りの窓をしめて
散乱する
ドングリと戯れていた
ことばと戯れていた

ひとつふたつ ....

仕事帰りの街灯の下
夜がひたひたと打ち寄せている
その波打ち際に立ってふと
えッと吐き気を催した
げぼッと咳き込んだ口から足元へ落ちたのは
幼いころのお友達だ
あの頃いつも遊んでいた ....
おそらく
鱒たちが
お月さんの脇をくすぐる

ボクの足を
くすぐってはくれない

鱒たちは
ボクの投げる毛鉤の
届かない
はるか
はるか
彼方の水面直下で
輪を描いて踊り
 ....
今月なのは間違い無いのだけど
確か二十日頃だったよね

金木犀の甘い香りは
あのひとの痩せた背中を映し出してくれるようで

ひとたび心離れてしまうと
あれほどに固く結ばれていた思いまで
 ....
とおい、楽園、探すはアホか。
あーあー、




たすけてくれよは少年の
少年だけの特権です。
どんなに嫌悪を覚えても、
少年だけの特権です。



うんざりするような永 ....
海岸にたたずむと
なぜだかいつも
雪がふる

手のひらに
結晶の一つがのると
出会いだ
と勘違いしては
スーッと溶けてゆくと
別れだ
などと悲しがる

雪がつもり
薄っすらと ....
私はずっと此処に立っていました。

8世紀のあいだ中、ずっと。

私の周りの360度しか解りませんが。

変わってるんですよ、地球は。


綺麗に流れていく夕焼けに、

人間 ....
誰かが遠くで歌ってる
夕日が沈み 月が光って ほら また朝が来るよ
ねえ 太陽が笑っているね
君も笑って

そんなこと言えるような私じゃないけど
君が沈んでいる日は ねえ
空に力を借りた ....
 歩き出すことにためらうのは
 まだ君が若いから

 過ちを冒すことを
 恐れない人などいないけれど
 すべてを枠にいれて辿る道に何があるだろう

 君を導くほど
 僕は偉くはない ....
静止し音もなく
ただ時が流れる

大型書店の地階

あの人の詩集は
こんな凍結した

書棚にぽつんと
展示されている

誰もいない場所

あるはずの色も
感じられなくて
 ....
考えてはいけない
無心に生きる
歯をみがいて
トンカツを揚げる

上手にかっこよく
やろうとすると
失敗する
ありのままがいい

焼酎飲んで
笑って泣いて
音楽聞いて
棚から ....
濡れたブロック塀のうえに
一頭の蝶がとまり
雨のなかを飛び去ってゆく

あとには重い記憶だけがのこりつづけた

長く雨は降りつづいた
塀のうえに
忘れられたスイカズラの花のうえに
眠 ....
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