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色鮮やかな薄衣をまとった山あいは
戯れて欲しいと無言でせがみ
得も知れぬ愛おしさと
恋の味とは甘さばかりでは無いことを知る

その味わいのほろ苦さよ
古い峠道の傍らで人知れず朽ち果てた祠で ....
叱るつもりが
感情に身を任せ怒っている
自分の醜い姿に気づく

ひとは誰でも
誰かを叱ったり怒ったり出来ないはずなのに

自らの思いを通そうとでもするのか
声を荒げてみたり
ときは手 ....
(一)

「ここも戦場になるのね」

キキはちょっと悲しそうに呟いて
刈り込まれた芝生の向う側に
迷彩服の男たちを認める
忙しく移動式対空レーダーを組み立てていた
目的のためなら一番大 ....
かたつむりさんの恋月 ぴのさんおすすめリスト(3)
タイトル 投稿者 カテゴリ Point 日付
まるみ- 恋月 ぴ ...自由詩22*08-10-25
いたみ- 恋月 ぴ ...自由詩36*08-10-19
混濁のひと- 恋月 ぴ ...自由詩17+*08-10-3

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