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私たちは小さなものであり
小さなものであることの上に
居座っていた
当然のような顔をして指をなめ
ずるがしこい風を読み
来た道を戻っては
前と同じような幼い顔をしてみせた
そうして世界は ....
{引用=――にんげんは
  抽象する動物なんだな
  (北村太郎「悪の花 2」) }


鳥の目醒めがあって
それから少し遅れて
人間の目醒めがあって
それからだいぶ遅れて
私の目醒 ....
四季の風がやわらかく
吹いてきてもはや空は
やわらかさのためにぼろぼろと
崩れ落ちそうだ
それぞれの四つの季節が
前後左右から風を吹かせ
大地は反り返り鉄塔は
まんなかでひたすら痒みにた ....
梶谷あや子さんの岡部淳太郎さんおすすめリスト(3)
タイトル 投稿者 カテゴリ Point 日付
波紋のように広がってゆく- 岡部淳太 ...自由詩6*09-5-15
抽象物- 岡部淳太 ...自由詩809-4-21
四季の風- 岡部淳太 ...自由詩509-4-9

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