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「許してやれ」
その声に振り向いたとき
体が溶け始めた
「誰を? 何を?」
その声に問いかけたら
自分が溢れ出し
全てが流れ去った

「許してやれ」
再び響くその声は
天からのよう ....
黄昏時、父に手を引かれて
よく見に行った客車区
そこには、旅立ちの準備に忙しい
夜行列車の群れがひしめき合っていた

ベッドメーキングのシーツとカーテン
灯の点った食堂車、純白のテーブルク ....
夜明け前、一本の道を歩いている
ほの暗い中、歩みに合わせて
さまざまなものが流れ来て
そして去っていく

どうしても分からなかった
いさかいの理由
あの時、君が呑みこんだ言葉
失くした ....
あ。さんの西天 龍さんおすすめリスト(3)
タイトル 投稿者 カテゴリ Point 日付
許してやれ- 西天 龍自由詩5*10-3-8
客車区- 西天 龍自由詩5*09-10-25
一本の道- 西天 龍自由詩7*09-10-10

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