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冬に生きる人は
厚い皮 ぎらり ひかりをはね返す

時が来たら 脱ぎ捨ててしまうのに
知らん顔で

最初からそうであったように
血の冷たさを ささやく
夕焼け空
朱に染まる

黒い飛影を残し

高みを一心に飛ぶ鳥
一羽の孤独

生きる事の痛みを

悼む
千面体は ひかりを砕いてまきちらす

こまかい粒子になったひかりの粒は 

ひとつひとつが硬質なつぶてのように 

まわりにあるすべてのものを うち叩き続ける

そのおとは

くも ....
あ。さんのゆびのおとさんおすすめリスト(3)
タイトル 投稿者 カテゴリ Point 日付
- ゆびのお ...自由詩310-2-18
悼む- ゆびのお ...自由詩209-11-11
ひかりのおと- ゆびのお ...自由詩109-5-17

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