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帰り道は
ひとつの
冷たい時代でした
足音ひとつのアスファルトを、両側から
音も無く包んでいた夏野菜の畑
あ、それならば、と
或る母の或るひとつの手に
直 ....
青ざめた夜に
チック、音
青ざめた夜にチックが走る
そして、音のある鬱
青ざめた夜にチックが走る、そして
音のある鬱
を、雷光が
ヒステリックに笑う、雷光が
....
わたしは 此処に いるけれど
わたしは 此処に いる人か
本当は 此処に いるのだけれど
猫は 此処に いないのだ
雪で
日のない夕景は
アルミ箔の
....