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風は、なかった。
僕の背中を押してくれる、風は、なかった。
俯く。
春が、足元に。
僕は、やっと、立ち止まることが、できた。
お日さまいろの、花。
溜め息さえ、つくことが、できない。
僕 ....
ただ
無駄にすぎてくような毎日
自分が自分であり続けることの恐ろしさ
過ぎていく
過ぎていく
時間が
そらはこんなに
心変わりするというのに
遠くに
忘れてきたものが
ある気がするんだ
はかなくて
美しいもの
でも
切なくて
思いだせない僕は
夕陽をみて
すこし泣いた
1
そんな風に眠ってると
まるで猫みたい
体を丸めて
背中がゆっくり動いて
でも
これは過去の記憶
2
涙って
涸れることがないのね
いつまでも流れて
ほら
スープが薄まっ ....