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 目覚めたと気づく前に
 さっきまでの夢を
 思い出したいと思った

 冬の海
 君と僕
 白い波

 脈絡もなく記憶だけが
 ぽつりぽつりと
 胸の中にただよっている

 空 ....
 窓際に置かれた背の低いチェストの上で
 春の雨上がりに光る
 束の間のまぶしい陽射しに
 君はまた新しい居場所を見つけたんだ

 少しずつ変わっていくこの部屋で
 微かな戸惑いをやり過ご ....
ものわかりがよくなったような顔で
笑いも怒りもせずに
人の話を聞き
夕暮れに詩なんか書いて

夜には酔わない酒を飲み
寝つきの悪いベッドに入る
真っ暗な部屋に少しだけ目が慣れた頃
掻き ....
かんなさんの高林 光さんおすすめリスト(3)
タイトル 投稿者 カテゴリ Point 日付
夢幻- 高林 光自由詩219-6-5
居場所_〈彼女の猫とソネット〉- 高林 光自由詩219-5-9
夕暮れに詩なんか書いて- 高林 光自由詩619-4-9

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