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目覚めたと気づく前に
さっきまでの夢を
思い出したいと思った
冬の海
君と僕
白い波
脈絡もなく記憶だけが
ぽつりぽつりと
胸の中にただよっている
空 ....
窓際に置かれた背の低いチェストの上で
春の雨上がりに光る
束の間のまぶしい陽射しに
君はまた新しい居場所を見つけたんだ
少しずつ変わっていくこの部屋で
微かな戸惑いをやり過ご ....
ものわかりがよくなったような顔で
笑いも怒りもせずに
人の話を聞き
夕暮れに詩なんか書いて
夜には酔わない酒を飲み
寝つきの悪いベッドに入る
真っ暗な部屋に少しだけ目が慣れた頃
掻き ....