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いっぴきの蝉が
務めを終えたように
仰向けに落ちて
空をひっかいている
親しんだ木々の幹に
戻る力はもう無い
おまえの瞳が
磨きたての宝玉のように
くろぐろと光をたたえるのが
....
朝の訪れるたび
切り離されたからだを思う
昨日との交信が途絶えて
寄る辺ない
なまぬるい風に
輪郭を確かめる
季節がしみこんでくるのと
季節に染み出していくのが似ている ....
さくらさんの橘あまねさんおすすめリスト
(2)
タイトル
投稿者
カテゴリ
Point
日付
夏が挽く歌
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橘あまね
自由詩
26
10-9-2
alt
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橘あまね
自由詩
28+
10-6-27
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