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遊び明かした夜も終わり
よそよそしい朝の光が
地上を照らしている
空気はまだひんやりと
あたしの火照った心を冷ましていく
刹那、
解散という空虚が胸をよぎる
そんな夜明けを嘆いた
....
ある真昼、
水色の雨が降ってきた
空は色を失くして灰色だった
色のついた雨はあたしに降り注ぎ
あたしの心の
色のない部分を染めていく
孤独は色を持たない
だから染まる
穴ぼこを ....
鼻唄で世界を救えたら
僕ら
憎みあうことなんて覚えなかった
争い事が苦手な僕らは憎むことにしたんだ
心の中だけで繰り広げられる戦争に
僅か
疑問を感じ始めた僕ら
ふと耳を
ふと鼓膜 ....
いつもより ちょっぴり
おしゃれして スマイル
そっぽ向いた横顔よそゆきね
星降る夜に幕は上がる
すべてのはじまりが 今ここに
眠れない君 寄っておいで
共に明かそう 赤裸々に
....
背負った夕陽の大きさは
この目に見えぬが
その重さは しっかりと
この身が感じて受け止める
大切なのは
目に見えるものだけじゃないんだって
心が気づいた瞬間に
黄金の光があたしを包みこむ ....
くるくる剥いた林檎の皮が
包丁持つ手にぐるぐる巻きついて
気分はまるで蛇使い
蛇の色の鮮やかさに恍惚
とする自分にエクスタシー
赤い風船 くもり空に飛ばして
太陽みたいだね、って
指 ....