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その場所は小さな木造モルタルのアパートで
たぶん1980年代のどこかで建てられたもの
疲れていたので
迷いはなかった
部屋に入ると
中は2DKらしいのだが
ごちゃごちゃと荷物が多く
狭く ....
「俺って結構まじめなんだよ」
っていう男は多い
ほんとに多い
いったい何が言いたいのか
さっぱりわからない
心の中では
「へえー」と答えてるけど
別に言わない
繁華街のホテルを出た
....
ざーっと音を立てて
洗い流す
全部
全部
何も残らない
自分でもわからない
とりあえず帰ります
ぬるい夜風
タクシーを止め、
乗り込んで目を閉じる ....
ママが呪文を
唱えると
家庭は崩壊
する