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道路をわたった向いのコンビニの怠惰な
額の奥にひかりがともってる
「今とてもしあわせだよ」
何度もこの台詞を繰り返す
高速道路の壁を国産車が
ぶち抜いていく
アンデッドなボディーとソー ....
海の匂いって何にも似ていなくて特別
波の音って何にも似ていなくて特別
そんな特別な海に
会いに行くだけで
何か一仕事終えたなって気がする
海に行くって
コンサート会場に行くようなも ....
あふれてくるよ
書きたいことが
洪水のように
『超伝導』
『日記療法』
『窓辺の決意』
何を書こうかな?
どれから書こうかな?
温存していた言葉達に
早く日の目を当て ....
歩いてみようと思ったんだ……
朝、
ドア開けた。
心、まぶしくて。
大げさなことかな?
ほら、街、
眠たい目をしてさ。
い ....
からっ と あけた空 をみあげて
せんたくきから取り出した バスタオル をひろげると
ふわっ と 水 のかおりが 舞う
少し広いベランダは ひとり では もてあましてしまう
ので せんたく ....
思わずため息が出た。
とことん甘い。
「コーヒーをお願い。苦いやつね」
笑った。とびきり下品に。
外は雨が降っていて、空は白かった。
皆、カラフルな傘を持っている。この町は曇りでも明るい ....
あふれる
あふれてくる
間投詞……
それだけで
ひとは笑っていた
ヘッドフォンを
外した耳に
きこえた……
そこかしこに
....
夕暮れ色のカーテン
宇宙を纏った私から
紺色が滲むのを
面白がってしまうのは
いけない
ことでは、ない
茹だるような季節には
いつも
特有の風が吹いて
....
ニューロンの地下道を
何度も行き来して
シナプスのエスカレーターを
ノルアドレナリンなみに昇り降りして
君の行方を捜していた
視床下部から垂れ下がる
独善的な案内板は
劇的な ....
震えるぐらいの銀色で
嫌われ者が震えている
脂肪まみれでブヨブヨの
嫌われ者が震えている
なあ おい
肉食わせろよ
メタリックな肉がいいよ
はやく食わせろよ
肉肉肉肉肉肉
こけしが階 ....
鞄から出す両手 抜く前に 死にたいと言う
斜めにはなく 上下にはなく 隅間ない所で
人間は本当に季節を感じ
栃尾神父さん、Good luck!
四月から新浜?さびしくなるよ
祖国のネットで詩を書き
陶酔を過剰に摂取した私にパウロ二世の詩集をくれた
神父さんは教会学校の子供たちと遊んで
行 ....
坊主が屏風に上手に坊主の絵を書いたら語り継がれるがしかし
坊主が坊主の絵を屏風に上手に書いたら、果たして語り継がれるのであろうか?
たとえばそういうことさ
坊主が僕らをいぶかしむ。
{画像=080720011341.jpg}
決定された明暗。
アパートの影はくっきり糊づけされ、
子供達が自転車遊びをして乗り回る。
初夏の風景。
物みなのアウトラインの ....
・
ポストには請求書ばかりが届き
携帯電話の受信フォルダは
迷惑メールでいっぱいだ
履歴書を書けば誤字脱字ばかりで
修整液はとうに使い切ってしまったし
紙屑ばかりあふれる部屋で
どう ....
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