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それは気の迷いだろうどっちかというと
と書き込みたい気持ちを抑えて眺める
空が青くて明るすぎるので私はすっかり腹を立て
こども部屋の真ん中に黒のクレヨンで魔法陣を書く
逆さの五芒星の真ん中 ....
墓所
朝な夕な花を捧げる、
深紅の薔薇ではなく、
白い百合を。
ただひとつだけ、
海に背を向けたその墓。
没年は百年前かあるいは二百年前か、
墓石の文字は薄れて読めない。
....
アトピーを掻きむしることのほかに
何ができるわけでもない夜
手の甲をがりがりと掻けば
私がこぼれる
私であったものが
はらはらと床に落ちて蓄積する
少し血の滲んだ指に絆創膏を貼って ....