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心の薄い皮を
細く削いで
お湯に浸して
柔らかくしたものを
ぐいぐい編んでいく
腰のあたりで
ミツバチが巣をつくり
ひそかに蜜をためている
肺の辺りに茎が伸び
小さな紡錘体のつぼ ....
暗闇のなかの白い砂
寄せる生ぬるい波
ぼんやりと砂の中からひかる

やってもやらなくてもよかった
いつかの課題たちが
ゆっくりと点滅している

千匹の子どもを度々生むならば
名前をつ ....
川沿いを歩く
アスファルトが敷かれた道と
コンクリートに囲まれた川

空気が止まっている夜に
桜がひらひらとこちらへ
回転しながら降ってくる
街灯が至近距離で照らしだす枝に
花はもうま ....
冬に雪が降るように
春は砂糖が空に舞う
なまあたたかい日差しと
つめたい突風に乗って
粉糖がにわかに吹き上がる
乾いた頬にさらさらと
なめると甘い
空気がもう
糖分で黄ばみ始めて
 ....
夏が終わっていく。カンカンと日差しに照り付けられていたアスファルト。道が太く細く血管のように行き渡っている町で、その熱は人の体温を越えるほどだった。
 夏の忘れ形見として、南の方からやってくるい ....
間村長さんの木屋 亞万さんおすすめリスト(5)
タイトル 投稿者 カテゴリ Point 日付
simile- 木屋 亞 ...自由詩2*17-9-23
GAS- 木屋 亞 ...自由詩3*17-7-1
あるく- 木屋 亞 ...自由詩2*17-4-30
sugaru- 木屋 亞 ...自由詩3*17-4-2
はぁ- 木屋 亞 ...自由詩1*16-9-24

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