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「さすらい人の夜の歌」
(ゲーテ原作/ハァモニィベル跳訳詩)
山は死んだように眠っている
樹々も呼吸を止めたまま、ピクリともしない
頬を撫でながら過ぎていく ....
静かに激しく揺れる夜の詩人よ
なぜこんなにも闇を否定するのか
私の中の
この何かが
凍りつくこともゆるさずに
『九月四日。まるっと』
(作詩 ハァモニィベル / 原作 渚鳥)
この机の足下に
私の工作用の材料が入ったカゴが一個 ある。
それは 一人の人間の訪れ ....
*
触れるほど壊れてしまいそうな
手のひらの小石を抱いて
形にならない呼吸のかけらが
何処かへふかくおちていく
まどろみを蹴りながら
泳ぎつづけていく夜、
....
*
初めての旅をした
魅力に富んだ表紙のついた 本の
扉を開けるように
それは 始まったわけではなかった
足を引き摺り ひと気のない
トンネルを歩くように
それは まだ終わらない ....
*
足音がする
足音だけが
北側の
庭の隅を過ぎる
犬が吠えたてる
犬が頻りに
遠くの犬もつられて
吠える
枕もとの時計は
まだ
静かだ
浴室を出 ....
Only to Fail
こんな題名の小説が一冊
ほら目の前にあるだろ
いや、小説ではないな、漫画だ
これは。
原っぱの草野球で
大リーグボールを投げている
....
*
黒い三日月
ユアーン及びユヨーンが、それこそ
ユヤユヨン、ユヨユヤンと、往復し交錯していた。
ぼくの心さ
Ho!Ho!Ho!
胃袋を吐く
....
*
折り鶴が一つ 夢の痕に置いてある
明日は飛んでいくに違いない
ほど羽根を広げて
まるで指先のように
僕を見つめた儘
記憶の皮膚をつついてる
*
『 風 車 』
寂しい路の傍に、忘れられた
{ルビ風車=かざぐるま}売りの 荷台が一つ
ポツンと、あった。
風の強い日
色付きの 沢山の風車が、、
虚しく 激しく、そこ ....
間村長さんのハァモニィベルさんおすすめリスト
(10)
タイトル
投稿者
カテゴリ
Point
日付
旅人の夜
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ハァモニ ...
自由詩
1*
17-9-30
_『蝋燭』
-
ハァモニ ...
自由詩
3*
17-9-22
『九月四日。まるっと』
-
ハァモニ ...
自由詩
3*
17-9-22
書けない詩の書き方について
-
ハァモニ ...
自由詩
1*
17-6-13
さりげないソネット#2
-
ハァモニ ...
自由詩
4*
17-4-12
さりげないソネット#1
-
ハァモニ ...
自由詩
3*
17-4-9
Only_to_Fail
-
ハァモニ ...
自由詩
1*
17-2-4
黒い三日月
-
ハァモニ ...
自由詩
2*
17-1-25
祈リ鶴
-
ハァモニ ...
自由詩
4*
17-1-25
『_風_車_』
-
ハァモニ ...
自由詩
2*
17-1-25
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