すべてのおすすめ
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空が晴れていると
どこへ行ってもいいような気がして
ふらふらと遠出をしてしまいたくなる
そんな時はスーパーへ行って
掌にちょうどおさまるくらいの大きさの
果物をふたつ買って帰る
右と ....
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一か月が
余りに速く過ぎ去るような気がして
どうしようもない
服を着替える間もなく
あっという間に秋である
外ではまるで軍隊のように
流行なのか
同じ型の服を身につけた女子が
勇 ....
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掃除をすると
部屋の四隅から
無限に白い米粒が出てくる
表面は乾いて
埃にまみれて
まるで
昔わたしが産み落として
そのまま捨てた卵のようだ
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遠くに見えるラブ・ホテルの ....
スガイは或る貧しい村の生まれである
彼は五人兄弟の長男で
下は四人とも妹であった
スガイは十歳のときに夢を見た
光り輝く犬が お前は医者になれ と言う夢であった
スガイには両親が居な ....
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めざめたら
体中が赤の水玉だらけになっていた
なんだか痒くて仕方がない
そのうえ頭皮にまで広がってるらしく
頭をかきむしらないといられない
体中かきむしっていたら
いつしかわたし ....
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机を彫刻刀で切り付けて
切れ目をひとつ作って指で開くと
そこに海が広がっているときがある
授業中やお昼休みの間はつま先から飛び込んで
そこでじっとしていた
息ができないという点では ....
ミミという女の子がいて
今もどこかで生きています
彼女は
ゲームセンターのUFOキャッチャーで
お母さんにキャッチされ
取り出し口から生まれてきました
生まれたての彼女は
背 ....
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ポストには請求書ばかりが届き
携帯電話の受信フォルダは
迷惑メールでいっぱいだ
履歴書を書けば誤字脱字ばかりで
修整液はとうに使い切ってしまったし
紙屑ばかりあふれる部屋で
どう ....
笹子ゆらさんの吉田ぐんじょうさんおすすめリスト
(8)
タイトル
投稿者
カテゴリ
Point
日付
スーパーにて
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吉田ぐん ...
自由詩
38
08-11-17
せかいをいきる
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吉田ぐん ...
自由詩
55
08-9-29
家事
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吉田ぐん ...
自由詩
19
08-9-12
スガイのこと
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吉田ぐん ...
自由詩
20
08-8-19
著しい退化
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吉田ぐん ...
自由詩
10+
08-7-31
学校と女子と男子
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吉田ぐん ...
自由詩
16
08-7-28
_ミ_ミ_
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吉田ぐん ...
自由詩
19
08-7-21
花と戸棚と着信音
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吉田ぐん ...
自由詩
18
08-7-19
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