すべてのおすすめ
これは 泡なんですよ
基本的に 空気ですから

その中へ 飛び込むって事は パラシュートの浮き輪無しで飛行機から地面へ飛び降りる様な事だったとは気がつきませんでした

浮いて来ませんよ
上 ....
素足で夏を渡るよ

片足立ちの小石の上で足を擦る
渡り切れない小川の真ん中

一匹
木漏れ日をぬけて
羽根を濡らして 染めて
谷を越える

うなり始めた風
光に濡れながら

 ....
サラッとしたワインの水感に そんなつもりでは無かったのだが 安いからなと独り言

一粒一粒 ていねいに
大地の祝福を受けた 柔らかな皮膚の中に有る夢を取り出す

ゆめ

お酒飲む夢…見て ....
大輪の薔薇の下で咲く雑草に語りかける者のはいるのか

せいいっばいに花の姿を真似て見ても
日陰に生きる陰湿な風貌にふさわしい飾りからの残酷な香りは隠す事は出来ない

ひと葉 ふた言、言ってく ....
両翼を広げて谷間を覆う様に飛んで行く



渓谷に遊べば

すくい上げたのは 6月の空

まだ 冷たいね

あー
ホウノキの葉
何枚の葉が あの子を支えているのだろ

 ....
この幼い文字には記憶がある
漢字を覚えられない少年はそれだけで言葉を文字にする事が許されず
間違いばかりを指さされては 心を深く胸に隠すしかなかった


開け放なたれた部屋の小窓

文字 ....
新緑
けやきの葉は太陽の陽をとらえきれず あたりを染める
ゆっくりと濃くなり
また 薄く変わって

芽吹きの痛みは 遠い記憶

君よ
新緑の明日を 君の森を走って行け

踏み出した ....
太陽が戻った

もう ここに居るのは疲れたよと東へ流れ去って行く雨雲を見送れば

残していった渇いたため息が 風に変わる

うまく やり過ごした
のびのび体を開いて歩き出す
急げ ....
博士 オリンピックが終わって寂しいです。
あの感動は4年後まで 待たないと再び戻ってこないのですよね・

南君 勝ち負けを超えた 彼らのあの限界に挑戦する姿こそ 時代を作っていくのだ、しかしその ....
鼻からティッシュが離せなくなってしまったのか
哀れだな

もの かなしい
まるで親にはぐれた子像の泣き声
パオー パオー


これと言った朝の挨拶もなく適当に休憩室の椅子に座る面 ....
露天の さまし湯に 独り

寒緩む月の右側に 一番星

やがて 一つ二つ 


あとは


何を思うわけでもなく 
考えるわけでもなく

湯煙と たわむれながら

 ....
遮光カーテンの向こう側に目を細める


変形した足 破れた皮膚
珈琲一杯


二杯目で手帳を開いた
洗濯機の回る音はリズミカルでB5ノートの白銀を走るペンも軽い、

ペンの走る音は ....
身に ヨモギ葉の衣をまとうには まだ早く
春の香り浅い 籠のもち草

幼心よみがえる野に独り

春摘み草の思い出は家族の笑顔 母の味





くちびるの温もり感じるほどに引 ....
雪原の笹が体をふり
両手を振り
またなって片手を振って
やがて居眠りでも始めた様に埋もれた その後に

カラカラとスキーリフトに乗って虫達が上がって来る

白銀に立つその姿に
 ....
おっ 雪
景気は どうだい

見りゃあ分かるだーん
どかーんと絶好調よ


そうだな


まだ まだ


いや今日は もういいと思う


まだ まだあー


 ....
軍手の布地が手の水分を奪う

支給品は きゅと引けば地肌が見える粗悪品

レースの手袋じゃあ無いんだから

指紋の汚れを爪で掻き出そうとしても これは染み付いた汚れだ


あかぎれの ....
葉は大きく強い自分を誇らしげに自慢していた

しかし親の細く貧弱な幹の太さを知ると

風で飛ばされ無いようにと力の限り握り続けるその親の姿が情けなくて

父を軽蔑した



細い葉 ....
よってたかっての虫達が少なくなった頃を見計らって甘い香りを遠慮もなく振り撒いて
誰を誘惑しているのか
ずるい金木犀だ

俺だって 夏からつきまとわれて 迷惑している女の子達がいて

 ....
月よ お前様は 自ら輝く事も出来ない身の上だと言うのに

借り物の服を着て

ものまねの明かりの下に 私を座らせて この めくるめぐる思いを

ただ 寂しいよ と一言だけ 言わせて 癒 ....
nonyaさんのぎへいじさんおすすめリスト(19)
タイトル 投稿者 カテゴリ Point 日付
滝壺のなかで愚痴を言う仙人- ぎへいじ自由詩10*13-7-21
キャンプサイト- ぎへいじ自由詩14*13-7-15
ガラス瓶の惑星- ぎへいじ自由詩13*13-7-6
修治(しゅうち)- ぎへいじ自由詩18*13-6-16
ホウノキ(朴木)の花が咲く頃- ぎへいじ自由詩18*13-6-7
ノート- ぎへいじ自由詩18*13-5-25
新緑- ぎへいじ自由詩21*13-5-5
単独行- ぎへいじ自由詩12*13-4-19
ドウリンピック“北(ぺ)博士の野望”- ぎへいじ散文(批評 ...513-4-7
妖怪社員たちの朝(花粉編)- ぎへいじ自由詩10*13-4-4
露天風呂- ぎへいじ自由詩17*13-3-10
三杯の珈琲と靴擦れの老人- ぎへいじ自由詩15*13-2-23
早春- ぎへいじ自由詩9*13-2-17
雪上の虫- ぎへいじ自由詩13+*13-2-2
まだまだあー- ぎへいじ自由詩14*13-1-2
あかぎれ- ぎへいじ自由詩18*12-12-28
紅葉- ぎへいじ自由詩18*12-10-21
星は流れない- ぎへいじ自由詩14+*12-10-10
仲秋の夜に- ぎへいじ自由詩17*12-10-1

Home
すべてのおすすめを表示する
推薦者と被推薦者を反転する