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生き血が流れる岸辺では
人はそれで煮炊きをし
それを口にする
それを涙に溶かして
町のすべての色と叫びにする
ただ一つ新鮮なものとして
あるべきものの代わりに
僕はその味を知ることな ....
生きようとする人海の中にいて
ディスコミュニケーション冬を握りしめ
セーターを着込む下書きの感情
床に落ちる音だけ重いこのかばん
生きるとか死ぬとか窓をのぞく猫
やましさ ....
動き出した特急が
午後の太陽のように
去り行く僕の影を
ゆっくりと引き伸ばす
まだ知らない場所も
通り過ぎた道のりも
結局ここからは見えないんだ
僕はこの町が
好きで嫌いで
....