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アジサイは盛りを過ぎて残影をあでやかならずや花の生涯

赤い花ガルシンの書を思いいず夕暮の庭妻の花壇に

色彩と吹きわたる風雀きて心なぐさむ夕暮の家
年の数 バーステイケイクに 指挿した 炎の代わりの 紅いマニキュア エナメルで拙く染めたら指先が赤くたわわにはじけていった



別離なんてこわくもなんともない昨日耳を小さくちぎって食べた



あなたに告げられた一声で包丁だけがぼうと明るかっ ....
泣いていることに気づいてほしかった 高い背中がやさしく揺らぐ


いつも無表情の君をゆるませる春の気配に嫉妬している


そのときがきたらやさしくころしてね 桜のにおいをまとうひとよ

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梨玖さんの短歌おすすめリスト(4)
タイトル 投稿者 カテゴリ Point 日付
花の生涯- 生田 稔短歌6*10-7-17
ばーすでい- ハイドパ ...短歌4*10-5-17
耳を食べる。- f.luna短歌910-5-4
春の気配に嫉妬- 七波短歌310-4-30

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