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 *灯台

   かすかにまだ
   光っている
   間違えたままの、
   やさしい思い出
   わたしの幸福な思い違いを
   あなたは
   そのままにしてしまったから
 ....
夜は朝を育む揺りかご
夜のなかで
寝ているのは朝
朝は朝寝坊
夜の寝心地はとてもいい

いつまでも朝が起きないと
いつまでも夜なので
夜は思いきって朝を起こす

朝、起きて
朝、 ....
 
とても正しくて
とても間違ってる
君はいつも正しくて
間違っていた

何かだけを目指し
何かだけに支配され
何かだけの君は
何かだけを支配して
何かだけを成し遂げた

セミ ....
その入り口にある 水溜りに浮かぶ弓張りの月が

太く老いた竹の節を 浅葱色にぬらしていて

ここから先に入ってはいけないと 知っていたけれど

だけど小さな燐の火が

竹の闇間を泳いで ....
身体の中で潮騒を飼っている
辞書はそれを焦燥や憂鬱や歓喜などというが
潮騒はそんなにもシュハリ、と
姿を変えるものだろうか。

生まれて初めての始発に乗った。
どうしてだろうかとは考え ....
おんなのこになりたかった
わたしずっと
おんなのこになりたかった

からだはおんなのこ
おんなのこになりたい
こころはどうだろう
おんなのこになりたい

おんなのこに ....
生きるのをやめてみようかな、と思った
ずいぶん前、絶望の淵で

そんなに大事ではない
ただ少し、休みたかっただけ

それから今まで生きてきた
生きることを選択したわけではなく
死ぬのを ....
ありがとう
僕らの朝食
光あふれる幸福な食卓に
小型の爆弾は落ちた

ばらばらになって美しく輝く体を
ひとつひとつ拾い集め
元に戻していく
どちらのものかわからないところは
昔のよう ....
僕はキミのことをいつだって守るよ
キミになにかあったらいけないから
僕は体を張って
キミを包み込んで守りきるよ
だから
僕を信じてほしい
キミとずっと一緒にいたいんだ





 ....
ヒロシさんの自由詩おすすめリスト(129)
タイトル 投稿者 カテゴリ Point 日付
海辺の詩集- 嘉野千尋自由詩49*08-7-13
朝を起こす夜- 下門鮎子自由詩308-7-10
セミダブルベッド- 小川 葉自由詩3*08-7-10
七夕- 相馬四弦自由詩1*08-7-6
潮騒が撃つ- Rin.自由詩36*08-7-3
pink- 蜜 花自由詩508-6-28
絶望の谷で_絶望の山で- sekka自由詩4*08-6-28
慰霊- たもつ自由詩1808-6-25
大切なキミへ- 桜 葉一自由詩108-4-2

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