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夏という季節は
ひとつの国のようなものだ
無慈悲な王が支配する灼熱の国だ
蝉の声が轟きはじめると
おまえたちはまるで
夏という国に力ずくで連れて来られた
哀れな奴隷のようになる
....
虹が燃えているのを
ぼくは想像する
その思考と同じ速度で
閉じた瞼の奥で
火薬の匂いが湧きあがる
銀河の向こうがわで
死刑囚が馬鹿笑いする
光の届かない深海で
眠り姫が森を思い出して泣 ....
かいぶつさんの大覚アキラさんおすすめリスト
(2)
タイトル
投稿者
カテゴリ
Point
日付
奴隷
-
大覚アキ ...
自由詩
4
08-7-23
燃える虹について
-
大覚アキ ...
自由詩
2
08-7-2
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