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人になりたかった
人に憧れて
その日を待っていた

等しく並べて
輪郭をつくると
それは人間だった

近づいては遠ざかる
消えそうな
わたしの輪郭

人は人がいなければ
人 ....
ニコい。また来週の風景を見ている「
27号線を横断するパトゥロールカーの青や黄色
それらが一直線になってそごう一階の壁を駆けめぐる。善。
夏でした。木星が光ってプールの水を揺らしました。
絵日 ....
きれいな名前をもらった
壊れないように
ちいさく口ずさむよ
動かない両足を
なげだしたまま



今夜も
きみは訪ねてこないね
夜のじかんは
やさしく騒がしくて
フラスコの中に ....
コーラとコーヒーを比べたら
コーラの方が好きに決まってる
甘くて美味しいし
炭酸が病み付きになる

コーヒーは苦い
ガムシロとミルクを二つずつ入れても
まだまだ苦くて飲めたも ....
アイスランドのポストマンは
白い氷の地平を越えてやってきます
彼女のところには
世界中からラブレターが届くんだそうです
毎日カバンいっぱいの愛の言葉を
ポストマンは顔を真っ赤にして運びつづけ ....
身体の中で潮騒を飼っている
辞書はそれを焦燥や憂鬱や歓喜などというが
潮騒はそんなにもシュハリ、と
姿を変えるものだろうか。

生まれて初めての始発に乗った。
どうしてだろうかとは考え ....
虹が燃えているのを
ぼくは想像する
その思考と同じ速度で
閉じた瞼の奥で
火薬の匂いが湧きあがる
銀河の向こうがわで
死刑囚が馬鹿笑いする
光の届かない深海で
眠り姫が森を思い出して泣 ....
 
 
 
こたつとみかんは
飽きたのです
 
 
 
 
ストーブとおもちは
憧れなのです
 
 
 
 
君と僕は
幸せなのです
 
 
 
 
一番安上 ....
あんたからの視線浴びたい

その日は朝から呼び出しをくらって親に嘘ついて車を借りた。少し遠回りしたコンビニに行って煙草とコーヒーと自分の煙草買って、車を走らせる。待ち合わせの駅に着くとケンタッ ....
答えた年齢に「若いね」って言ってもらえるのも多分今年が最後だろう。
入社したら今度は「平成生まれか」と驚かれるといい。



日記帳を小さくしてみた。1ページで5日がまとまる。
学校行っ ....
また
七月になってしまった


何も切り捨てられない両手が
カレンダーの半分をまとめて破った
かまくらの写真が
砂浜に変わる

雪も砂も 君も
すくえない両手なら


手など ....
ノートに書いた文字が
はしから消えてゆくのと
あなたは不思議そうに
ペンを見つめていました

言葉がかわいそうだから
もうこれ以上は言わないのと
あなたはすっかり黙って
消えた文字を追 ....
  君について何を知っているだろう?
  そう思ってぞっとするときがある



  僕について何を知っているだろう?
  生きているだけでは物足りないこともある



   ....
あのお月様に向かって

大きな声で
何回も
ありがとうって叫んだら

全ての人に
この気持ちが伝わらないだろうか
さしすせ空には茜雲
まみむめもうすぐ日が暮れる

あいうえお空にお月さま
やゐゆゑようやく夜になる

たちつて遠くにお星さま
なにぬねのんびりおかあさま

かきくけこちらは変わり無く ....
疑うと詩が書けなくなる
あとは
幸せなとき


大げさな絵の具のような
ありふれたフォーム
曲線

誰かがうつむいて
指折り数えてる
それは
ノルマとか銘柄とかで

ほん ....
おんなのこになりたかった
わたしずっと
おんなのこになりたかった

からだはおんなのこ
おんなのこになりたい
こころはどうだろう
おんなのこになりたい

おんなのこに ....
兎の模様にみんな病んだ
蝶に倒れた
病院は花園
看護婦さん三階で井戸堀る
注射を打つ廊下
点滴ぶら下げる香水
百日も紅が治らない
いいにおいのする
いいにおいだけのする
包帯は無地
 ....
桜の花の咲くころ
おれは嬉々として
この職をさろう
そして
この
木の香りのする
おれたちの
新しい住みかの
ペアガラス越しに
ゆったりと
ゆったりと
桜の花をみよう

きみ ....
まだ見ぬ
今日の恋人よ
お前は
どれだけ私を愛してくれるだろうか
私は
お前が愛するに足りる
男だろうか
私の話は
お前を退屈させはしないだろうか
私の愛撫は
お前に痛みしか与えな ....
静かな森の夜
美しい花々の庭を通り
白い砂利道を歩いてゆきますと
古びた像の前へさしかかり
ひとすじの風が
私の耳に何かを運んできたのです

はっきりとした意識はありませんが
ぼんやり ....
 その町は、塩で出来ていた。


塩で覆われた町は
夏なのに雪で覆われたように白い




塩の町の
美しい庭を持つ一軒の家
美しい庭には緑のつやのある植え込みがある

家の ....
今までたくさんの詩を読んで
そこからいろいろなことを感じて
詩を書いてみたいと思い立ち
様々な詩を書いてきました

書いたからには
読んでもらいたい
認めてもらいたい
そう思うのはいけ ....
予定通りの強い雨が
予想以上に私を責めた
甘えた子供を何処かで捨てて
寂しい大人を背負って濡れた

気づかぬ内に壊れた夢は
紅く錆びて巡ればいい
眩暈のするような強さで

眠りを忘れ ....
4月1日
迷惑メール17件
うち英語が6件
あんまちゃんと読めないけどたぶん迷惑メールだと思う
普通のメール2件
返信せず
たぶん支障ないと思う


4月2日
迷惑メール3 ....
{画像=090909004233.jpg}
現場監督が路面に
配管図面をトレースした
作業の痕跡

解かれることを意図しない暗号が
街の中に密かに生きている


それはシンプルな記号 ....
血管取り出してな。中の血全部抜くねん。そのままやったら死んでしまうからな。なんでも好きなもん入れたらええわ。イライラするんやったら牛乳入れてカルシウム摂ったらええし。赤に飽きたんやったら青でも黄でも好 .... 嗚呼私が死んだのちは
海に散骨してください
そして私は
儚いクラゲになるのです
水に溶けそうなほど透明な私は
誰に気づかれることなく
誰かを傷つけることなく
大海原で生きるのです

 ....
エリスン、世界の中心で愛を叫んだビーストは
獣だったのか
ケダモノだったのか

核シェルターは未来の竪穴式住居
ネット・コミュは
今の

遠い声、遠い部屋、{ルビI=アイ}の中の{ルビ ....
正しい知識を身に付けよう

それを正しい知恵に昇華させよう

たとえばそれが普通の人なら

私は普通になろう

正しい意見を持とう

正解を導き出せるようになろう

生きていく ....
かいぶつさんの自由詩おすすめリスト(136)
タイトル 投稿者 カテゴリ Point 日付
人間の輪郭- 小川 葉自由詩508-7-8
ニコい- ピッピ自由詩108-7-7
えいえんが生まれるまえに- ねことら自由詩808-7-5
コーラとコーヒー- 1486 106自由詩6*08-7-4
アイスランド- yo-yo自由詩5*08-7-3
潮騒が撃つ- Rin.自由詩36*08-7-3
燃える虹について- 大覚アキ ...自由詩208-7-2
定番- キルケ自由詩3+08-7-1
視線浴びたい- 江奈自由詩208-7-1
[19歳]- 東雲 李 ...自由詩5*08-7-1
七月のファンタジスタ(短いほう)- chocoa自由詩108-7-1
「満たされたいと思うとき」- ベンジャ ...自由詩6*08-6-30
月の匂い- 草野春心自由詩208-6-29
歓喜- とよっこ自由詩5*08-6-29
夜と五十音- プル式自由詩4*08-6-29
パラレル- umineko自由詩9*08-6-29
pink- 蜜 花自由詩508-6-28
カルテ- ふるる自由詩9*08-6-27
桜の花の咲くころ- 草野大悟自由詩408-6-25
デリバリー利用- 北村 守 ...自由詩2+*08-6-25
森のバイオリン弾き- 自由詩508-6-24
塩の町の赤い家- 初代ドリ ...自由詩7*08-6-23
ポイント- 1486 106自由詩5*08-6-22
花へ- くろね自由詩108-6-22
あたらしい世界じゃなくても- れつら自由詩4*08-6-22
路上の絵画- kauz ...自由詩12*08-6-21
血液採取- なかがわ ...自由詩3*08-6-21
遺書- 麻生ゆり自由詩2*08-6-21
残響- 海里自由詩108-6-20
生きている本分- 短角牛自由詩308-6-15

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