すべてのおすすめ
満天の星空から
こぼれ落ちた
青白き花よ
草陰に
ひっそりと
佇んでいる
それは
あなたの涙と同じく
尊い
手折ることなんて
出来ない
私は
掬うようにして
花を見つめる
青白い涙、
花に ....
「もーいーかい。」
「まーだだよ。」
そんな声が響いた気がして。
僕の足は止まって。
少し、探してみた。
チョコレート
どれにしようかな
って
贅沢な悩み
未来も
どれにしようかな
って
選べれば
それは
とても素敵な
贅沢な悩み
しゃぼん玉に想いを吹き込んで
あなたに届くかな?
あなたに見えるかな?
『愛してる』
『大好き』
『いつも一緒にいたい』
あなたに届くかな?
あなたに見えるかな?
しゃぼん玉に想いを吹き込んで
精神科病棟に
閉じ込められた私に
夜景が美しすぎて
これは
天使の迎えを
失敗した罰
神さまは
私を
見捨てたんだろう
神さまが
もう いいよ
って
言ってくれるまで
わたし
待ってる
天使の迎えを
やっとの思いで
いちばん下まで
堕ちて
堕ちて
それでも
そこも
誰かの気配が
ざわめきが
誰もいない
暗闇さえ
ない
遠い海から
知らない仲間と
ここまで来ちゃった
場違いでごめんね
仲間がいなくて
僕だって淋しい
だから
お箸でよけないでね
遠く虹が見えた
それは
儚く夢のように
あのひととそれを見た
わたしのなかに
さざ波のような
何かが広がって
虹のたもとには
幸せがあるという
探しに行かなくても
ささやかな幸せは
たぶんこ ....
1日中ずっと
雨だったり
カエルに
なりそうなくらい
蒸し暑かったり
そんな日が
続いたせいか
庭のローズマリーの
茂みのかげに
小さなきのこが
生えてきた
独りぼっちだね ....
1人見上げる
夕暮れの空
声なんか
かけてくれなくていい
1人は
そんなに
嫌いじゃないから
青紫の風ぐるま
くるくる回る
この心
誰も気づかぬ
庭のすみ
ひっそり花を
閉じていく
小さな幸せが
芽をだした
小さな幸せを
たくさん育てる
私にちょうどいい
幸せのサイズ
私のクリスマスツリーが
図書館の前に並んでいる
きらびやかではないけど
曇り空を飾っている
泣いてても
だれも気づいて
くれない
太陽が沈んで昼が終わるっていうことは
月が昇って夜が始まるっていうこと
今日が終わるっていうことは
今日が始まるっていうこと
そうやって
最後と最初は一緒にやってきて
....
リストカットをした事が無くても
あなたの心の手首というものは
蝋でも流したように
傷がついているのだろうな
よく見ると
蝋ではないのか
ただ
さめざめと流るる
涙はどこへ
いくのだろうな
....
もう
どこへも行きたくない
ただ
人間が怖いだけ
鍵
絞めては死にたいふり
ああ
嘲笑まだ聞こえる
家
学校に渋谷駅
どこへ
行った俺の天使
ああ
天国は近くない
また
俺から百歩逃げた ....
カッターや
ハサミや
カミソリなんかより
もっと鋭く尖ったモノを
あたしはちゃんと知っている