ろくろ首


それにしてもあなたを待ちすぎました
わたしの断ち切れぬ想いはあの日の
あなたのうしろ姿に縋りついたままで
身体だけが狂おしく軋みながら
いくつもの夜を越えて来たので ....
人が愛し合い
自然が呼吸して
生き物の掟を守り
季節がめぐる

自然は完璧を要求しない。
自然は程程で止める。
自然は優しい
自然は正しい

信じる事を止めないで
必要の無いと思 ....
ちょこっとだけだけど。

前に進んでみた。

自分で進めなきゃ、僕の時計が動かない気がして。

時計の電池が切れるのが速くなっても。

たいして差はないはずだから。



かち ....
洋館内を歩く旅人の僕は 
黒い机上に置かれた
「ソクラテスの灯」という彫刻に 
ふと足を止めた 

衣の服を身に纏う男が 
頭を垂れて 
右手にランプの灯をぶら下げながら 
歩いている ....
「TELEPHONE」という黒文字の上に 
小さい金の王冠が描かれた 
ロンドン旧市街の赤い電話ボックスが 
洋館の芝生の庭の木陰にひっそりと立っていた 

硝子のドアをぎぃと開けば 
木 ....
新年の挨拶に

明けましておめでとうございます 今年もよろしくお願いします

は長いから

しんねんは

でいいじゃないか


エコじゃね?
一月一日に
七月の一日を思う

さらさらと吹く風に
合歓の花が揺れている
ここの夏はいま
見えているあの太陽の向こう
地球の軌道の
ちょうど反対側

日本の新年に
ブラジルや
 ....
送電線にひとつずつ星を置いて
アルペジオ
だけど電信柱くん
君をどうしていいかわからない

黒い小箱は接続端子函
銀色のバケツは変圧器
引き込み専用腕金と引き込み線
碍子やらソケットや ....
     珍しくもヒヨドリのさえずりに
   生気をとりもどした アベニューで
  枯れ葉がよろめく足もとにじゃれつき
   梢が千切れ雲の孤高にふるえている
北風に切りつけられる耳のつばさと ....
オリオンを探す

どかっと淡くきらめいている

それを認めて

ぼくという万有引力について考える

谷川俊太郎が湧き出てくる

孤独について考える

オリオンのきらめき

 ....
そして気分は刻々と変わっていく。困ったもんだ。

人生に決別は付き物だ。
いちいち考えてはいられない。
勘を頼りに進んで行くしかないのだ。
オレの勘は勘違いの勘であることが多いのだが。

 ....
2008年11月27日8時21分投稿

2024.5.13 作品使用予定のため非公開にしました
さざめきあう 緑の中で
さざめきあう 海原の冷たさ
さざめきあう 月の微かな光
さざめきあう 孤独の息...
揺れ動く 憎たらしい笑顔
揺れ動く 憎たらしい心
いつでも いつになっても
 ....
身体が斜めて 時間が流れゆく
鏡は映した割れぬ鏡を映す
僕は頭の中で考える 考えている
僕は頭の中は真っ皿だ

脳の中で考えている握っている搾り出している
はかく はおくみえる宇宙を
一 ....
この夜を渡る

さかなたちは眠りをしらない

そういうふうに作られたから

それを不自由だとも思わない







時計台の上で

ねじまき係の少年が

ただ夜 ....
新世界の酒場でおねいさんが言った

ここまで来たついでに
飛田新地の風情でも
見物していらしたら

ほろ酔い加減で振り返ったその店の看板は
女郎さんの襦袢にみえた
 ....
悲しい生き物

おもちゃはその手の中にある
その瞬間に
手離すことに恐怖を感じない 感じなくなる

そのひとつひとつの重さも
桜が春の風に誘われ さらわれていく 花びらの ....
{引用=

カンガルーの母親には常に三匹の子供がいましたが、
お役所が決めてしまったので、
年上の二匹は殺されてしまいました、
胚の子が生まれてくるまで、
お腹の袋に子供がいないので、
 ....
空に輝く星とても
生まれてくるのはひとしごと
死に切ることは大仕事
静かに光る星たちは
今は夜へと向かいつつ
おべんと広げて重力波
昼の休みの途中です
世界の中心には穴がある、台風の目のように吸い込まれるようなやつ。

そこを覗いたら、忘れる


面影

感情

永久

数字

足音

残像

他に16の事柄

 ....
黒い魔人が来て
いつか僕を喰ってしまうなら
僕はそれまで何をすればいいんだろう
僕はどこまで足掻けばいいんだろう
お母さん
食べられてしまうなら
なんで僕を産んだのだろう
寂しさと恐ろし ....
人となり歩いていると
街は活気に満ちたりて
声に歓声へと思わされ
歩む奥へと流れこむ

僕はあの頃
何かにつけて悩み 僕の
歩みを行ってはまたそこに屈した
知られている えせのノイロー ....
砂漠ならばいい
砂漠のヒキガエルのおなかにシリアルナンバーが
シリアルナンバーがあったというならあったのだろう

日曜日、遅い夕方
ふと目をやった河原の石に
なぜバーコードが貼られていなけ ....
とある快晴の昼下がり
異常乾燥のせいでもないが
うたた寝していた青い駱駝は
うっかり空から剥がれ落ちた

ここは都会のど真ん中
駱駝が降ってきたと大騒ぎ
けれども青臭いだけの駱駝
 ....
あかんべーということで
友達をあかんベーとけなすことにより
敵と味方。
敵を憎む気持ち。
あの子が欲しいと指名され
敵と味方が入れ替わることについて気持ちの整理がつかず
しかし、あかんべー ....
天女の衣


剥いちゃいました
奨学金の返還誓約書を提出しなきゃいけないとかで
今日、はじめて三号館という建物の七階までのぼって
はじめてそんな高い場所からこのキャンパスを見おろした

僕は、
四年もこの学校に通って
そ ....
両夢に裂かれし妄造よ気抜く歯垢になって
再び爪にさなれよ
血液が温まって搾り混んで
何ひとつ 毛のない方へ岩を齧りついている

力さえ宙に浮かぶ
めにみえることが出来るお腹が減って
あのあな痕を 残したくって
 大地に腰をしっかり下した木々たちに
 夜の帳は
 急がず降りる

 さりげなく夜風たなびく
 無邪気な星たち柔らかくホホエム

 ホホエム キラメク

 木々
 イロヅク
 ....
セルフレームさんのおすすめリスト(143)
タイトル 投稿者 カテゴリ Point 日付
百鬼夜行詩_<1>- nonya自由詩15+*09-1-5
HOPE- ペポパン ...自由詩3*09-1-4
TIME。- 狠志自由詩109-1-4
ソクラテスの灯_〜_異人館にて_Ⅱ_〜- 服部 剛自由詩209-1-2
ロンドンの赤い電話ボックス_〜_異人館にて_Ⅰ_〜_- 服部 剛自由詩209-1-2
しんねんは- 短角牛自由詩209-1-2
合歓の花_揺れやむとき- 海里自由詩109-1-1
星たちの分散和音- 海里自由詩208-12-16
望遠- 信天翁自由詩108-11-27
オリオンを探す- 吉岡ペペ ...自由詩508-11-27
風速34m- BOOKEND自由詩308-11-27
星くじら- 姉山右京自由詩208-11-27
NUY- 十二支蝶自由詩108-11-27
人の星の人- 十二支蝶自由詩108-11-27
僥倖- 自由詩408-11-27
玄関先—鴨川の料亭で飛田新地を思うー_- 雨傘自由詩1*08-11-26
戦争と平和- 瀬田行生自由詩208-11-26
眼球- 士狼(銀)自由詩8*08-11-26
星たちの昼休み- 海里自由詩208-11-26
焦がしているのです- 猫のひた ...自由詩108-11-26
魔人と鬼人、巨大な黒い胃袋から僕まで- 秋也自由詩1*08-11-26
ある晴れた日に- K.SATO自由詩1*08-11-25
バーコード、河原のとある一つの石に- 海里自由詩108-11-15
青い駱駝- nonya自由詩6*08-11-11
はないちもんめ- 七味とう ...自由詩6*08-11-11
懺悔- 光井 新自由詩208-11-11
ドライ- チグトセ自由詩15*08-11-11
イヌオ_シヌシ- 十二支蝶自由詩108-11-11
止み土_- 十二支蝶自由詩108-11-11
月のきみ- 山崎 風 ...自由詩208-11-11

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