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蝶を呑んだものの肌に
蝶が現われ
真昼の終わりまで
話しつづけている


小さな音の
まわりだけの冬
鳥は追う
羽を忘れる


石の径の影
曇のなかの声
 ....
海岸には 誰もいません
本が落ちていました
文字も絵も無く
ただ幾重にも
波のかたちに濡れていました


銀河は
人々のなかに散ってしまいました
姉は最初からいません ....
歌声が
錆びた螺子を廻す
浪は 自身を消し去るものを
待ち侘びている


門のむこうの門のむこうを
陽は照らし陽は照らし陽は照らす
曇とともに 地に落ちながら
灰 ....
凍った川をさかのぼる
振り向かずとも
わかっている


触れるものを飛ばそうと
緑たちは待ちかまえている
午後から夜への 径にふるえる


森の歩みが 響いている
 ....
白へ白へ旅をする
木目の道の途切れるところ
裸足の足指
つまびくことの
終わりとはじまり


小さな柱がいくつかつづき
見えない川を示している
枯れた花が陽を拾う
 ....
さわ田マヨネさんの木立 悟さんおすすめリスト(5)
タイトル 投稿者 カテゴリ Point 日付
午後と冬- 木立 悟自由詩1413-4-12
Echo_Wreck- 木立 悟自由詩713-4-5
降り来る言葉_LXV- 木立 悟自由詩313-4-4
こがね_こがね- 木立 悟自由詩313-3-26
うつわ_うつろい- 木立 悟自由詩308-11-17

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