だきょう
だせい
どんづまり
1366×768ドットの檻の中で
ゆうゆうと座り込んだままの
気障な行分け文章
だみん
だつりょく
できそこない
TFTカラー液晶の眩い ....
{引用=へやがくらい}
かわいいお口を開けてりりかは考える
{引用=あのひとかえってこない
ぜんぜんだいてくれない}
埃をかぶったつぶらなお目目で考える
{引用=ふりむいても ....
悲しいような甘さ
だ液に含んだキャンディをひとつ
あなたにあげたい
人の吐く息の波に
飛ばされてここにいるから
空が見えない
ふるえたように電話をかけた
いつもあなたに
揮 ....
曖昧にしておくことも 大事なことですよ
せんせいは言った
今日二度目の曖昧
コーヒーに入れたミルクが
色を濁す
白い雲も影を持つ
人の裏腹
隠れる部分が
本音だとしても ....
寝息は心を溶かしていく
水に入れた角砂糖のように
もろもろとたゆたいながら漏れ出していく
寝息をたてて
あなたは朝を迎える
僕は 眠くて
濃い目のコーヒーに 角砂糖 ....
{引用=
この詩は
未完成です
しばらくお休みしていた恋を
始めました
というか
始まりました
毎日 毎日
たくさんのことを感じて
感じて 感じて
言葉にしたくて仕方がない ....
夢を追い
遠く離れた あの人も
きっと観ている 大寒満月
じわじわと
あたし
侵蝕されてゆく
言霊にはまった
もうひとりの
あたしに
いいかげんで
みだらで
じこちゅうしんな
・・・
あ・た・し
侵蝕しつくされた
....
はく息がしろいので
いきているのがよくわかる
ベランダ
コーヒーに
満月を浸したら
夜のあじがした
俺は粒あん派だが
嫁の母は
こしあんが大好きだ
好きなだけならいいが
粒あんのことを
下品だとか
気持ち悪いとか
さんざん孤蹴落とす
長期に渡り
生活費の援助を
受けている ....
「返事」
太陽に声をかけても
一向に返事は返ってこない
取り巻きの雲が
覆い隠して
自問自答の老木が揺れる
「返事」
孤独な問いに
枝にぶら下が ....
嗚呼 口ほどにもないのは
私の方でしたね
言葉で自分を護っていたのが
痛いほどに解りました
貴方に屈した私は
力なく跪き
貴方に赦しを乞うのです
排気ダクトから零れる風が
冬のうたを口ずさんでいる気がする
カラのジンのボトルみたいな太陽
アクロバティックな性格のクラウド
川の流れはゆっくりで
救急車は先を急いでいる
....
大丈夫 大丈夫
相手を安心させるコトバ
大丈夫 大丈夫
自分に言い聞かせるコトバ
ダイジョウブ
全然ダイジョウブじゃない
ダイジョウブ
もう駄目なんだ
....
縮図
生命の事業所に強盗が入った
と言えば語弊があるだろう
入り込んだのは私だ
不条理な生命維持活動に
いい加減限度のメーターが降りきれて
私は二束三文で購入した拳銃を ....
ええ 解ってるわ そんなに何回もCを押さないで
解ってるから 私のと関係をリセットしたいのは
でも本当はCEでも良かったんじゃないかしら 私達…
あの事さえなければ、 ....
曲線
ゆるやかなR
なだらかなN
わたし
一番じゃなきゃいやなんです
一番で
愛が
ひとりに一つずつなら
夜が
不意に消費する
曲線
貴方のゆるみに
ゆびを添えて
....
・
夫があまり鋭く見つめるから
わたしはしだいに削れてゆく
夫と婚姻関係を結んでからのわたしは
もう余程うすっぺらくなったらしい
強く手を握られると
きしゃり と指ごと潰れるから
か ....
ハイツ和合にたずねてゆくと
花火ちゃんはフローリングの床でお皿をわっていた
ぺたりとWの字にすわりこんで
からだやわらかいんだ
ね、つめたくない?
訊いてからちがうちがう
なんでお皿な ....
淀んだ排水溝の蓋を閉めるように
職員室のドアを閉めたら
薄暗い廊下をすり抜けて
警備員のおじさんとさよならをする
すとんと腰をおろして
バッシュの紐を結んでいる
少し前に出た君が
無 ....
蛍光灯をふたつ
そっと消し
薄明かりの部屋 ひとりホットティー
天井の照明器具に
小さな電球のある{ルビ所以=ゆえん}を知る
化粧鏡に反射するオレンジ色した豆電球
その鏡が ....
ちょっと
散歩してきます
と言って
君が出てゆく
その背中に
さよならと言って
僕のほうが
消えてしまいそうだ
そろそろ
大岡川の ....
こんにちは おはよう
おやすみなさい
空はどうにも青いのだけど
僕には少し眩しいらしい
少し退屈を持て余す位が
多分ちょうど良いのだ
何気なくトップページにアクセスすると
「こんにちは、ゲストさん」の文字
わかっちゃいるけど なんだか切ない
アルファベットの呪文をとなえて 数秒後
今日も私は仲間入り
そ ....
小学生の時
わたしは薄水色だった
黄色のハンカチ
黄色の傘
黄色のお気に入りの服
だけど、わたしは
小学生の時
薄水色だった
黄色の長靴で
水溜まりに入るのが大好きだった
....
電車
電話
メール
ネット
行く先
繋がる。
煮詰めたシロップを
さらに煮詰めて
濃厚に
想いは
まさにそのようなもの
願いは
いつしかそのようなところ
跨いでゆく
艶のある微笑みに
触れる
甘美な快感に
時を預 ....
・
仕事帰りの街灯の下
夜がひたひたと打ち寄せている
その波打ち際に立ってふと
えッと吐き気を催した
げぼッと咳き込んだ口から足元へ落ちたのは
幼いころのお友達だ
あの頃いつも遊んでいた ....
私は
知らない
あなたのいない世界
私が生まれたときから
あなたは
ここにいて
あの日
60億人いる
世界の中で
あなたに出会った
これからも
知りたくない
....
胸の想いは、
薔薇色の珊瑚だよ
だから貧乏だなんて
口が裂けても
絶対に、
言ってはいけないよ
こんなふうに、
今は。
志のある人なら誰でも
・・・・とても
苦しい、時代だ ....
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