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雨が降った夜だった
寒くて寒くて膝が痛む夜だった
僕は濡れたアスファルトの上をてくてくと歩いて
なんだか空気が清廉だと思って

僕はまだ見ぬ誰かを思った
温かいシルクの毛布にくるまった誰か ....
顔に傷があるのと泣きそうに笑い
酔うとそこに赤い線が浮かび
細くて白い指がなぞって
その指に指を重ねたいと思い
ゆるりとして脈々と血が流れ
河口に近い河を思い
含まれるそれぞれの要素を想う ....
貴水 水海さんの近藤正人さんおすすめリスト(2)
タイトル 投稿者 カテゴリ Point 日付
明日の僕が- 近藤正人自由詩204-1-19
あの子のこと- 近藤正人自由詩103-10-27

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