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春のおとずれは
やわらかい
ことばの身軽さと
陽気がとても
近くなる
鳥たちの鳴く声と
色とりどりに
咲く花と
寒さをかき消してゆく
波のかさなり
しろい音 ....
山の背中にあるものは
いたずらからすの
帰る家
山の背中にあるものは
遊びつかれたきつねの寝ぐら
山の背中にないものは
枯れ葉やつぼみを
こばむもの
折れた枝に ....
良き友よ
お前の肩を
叩かせてくれないか
軽く 一度だけ
そして
良き友よ
おれの肩を
叩いてはくれないか
軽く 一度だけ
渾身の力を注がない分だけ
渾身の ....
買い物袋から
オレンジが転がったのは単なる偶然で
私の爪の端っこに
香りが甘くなついたのも単なる偶然で
果実が転がり出さぬよう
そろりと立ち上がった頭上に
飛行機雲を見つけ ....
紅さし指で
この唇をなぞっておくれ
宵をにぎわす祭りの夜に
提灯ゆらり
光はたぶんに
正しいものだけ捕まえる
ほら
燃える可憐な蛾がひとつ
短命ながらも風情をもって ....
遠くの丘の教会の厳かな鐘の音が届く
私は
{ルビ如雨露=じょうろ}を止めて
目を閉じた
愛の門出のサインであろうか
永き眠りのサインであろうか
私がこの手に
掴め ....
少女のために
空き地のために
泥靴のために
良かれ、とついた嘘
自分の肩幅も
かえりみず
良かれ、とついた嘘
あの頃は
そうでもしなければ
苦しくて
....
貴水 水海さんの千波 一也さんおすすめリスト
(7)
タイトル
投稿者
カテゴリ
Point
日付
笑うお日様
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千波 一 ...
自由詩
8*
08-4-30
山の背中
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千波 一 ...
自由詩
5*
08-4-30
それぞれの明日へ
-
千波 一 ...
自由詩
11*
05-7-31
家路
-
千波 一 ...
自由詩
53*
05-7-27
薄灯りはまもなく消える
-
千波 一 ...
自由詩
25*
05-7-23
狭き庭にも潤い溢れて
-
千波 一 ...
自由詩
17*
05-7-21
良かれ、とついた嘘
-
千波 一 ...
自由詩
14*
05-7-21
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