すべてのおすすめ
{引用=
白く、鉄塔が、明け方の空に溶けこむ。昨日からの読みかけのページをめくるように、朝は、なめらかにわたしに降る。ここから失われたものなど、ひとつもないかのように、無音のまま、満ちていく。水を ....
昨夜、遺伝子と数回にわたって交合したけれど
最後まで、ぼくが触れたのは
ぼく自身の器官だけであったので、
結局のところ どんな言葉でも形容できない



感性や知性を、すべて破壊したい
 ....
わたしの棲む場所を流れる川に
水はない

誰かが
橋の上から捨てた言葉を
灰色のさかながついばんでいる


     *


夏の暑い日、わたしは
忘れてしまいたい過去の過ちと ....
朝が来るたびに遠ざかって
後ずさりしていく、記憶の束を
水平線を越えてくる、光の波に
さらわれないように
抱き寄せる
さよなら、
さよなら、



特別なことなんて、なにもない
 ....
kauzakさんの望月 ゆきさんおすすめリスト(4)
タイトル 投稿者 カテゴリ Point 日付
「詠唱」- 望月 ゆ ...自由詩13*09-12-10
未完の、ソネット_「残響」- 望月 ゆ ...自由詩20*09-3-14
水の空席- 望月 ゆ ...自由詩49*08-5-13
グッバイベイビー- 望月 ゆ ...自由詩7*08-4-22

Home
すべてのおすすめを表示する
推薦者と被推薦者を反転する