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部屋を出て
日差しの鋭いこの街を
歩く 僕のことを
誰も何も知らない
僕は 人とすれ違い
歩いていく そして
それは正しいのだと言い聞かせる
繰り返される日々
僕は仕事 ....
僕は疲れていた
疲れていないはずはないのだ だけど
そんなことを 雲の向こうに 考えていた気がする
ぼやけた 島が見えた気がした
人に会った気はしない
眠気が次第にやってきた
僕 ....
何でもない流れの中で飛び出していく
それは確かではないけれど 自分にとっては 確かだ
水の投げ出された噴水のように はっきりとしている
回転しているフラフープのように
自分にとって ....
朝焼けとして川辺に立ち、私はそこの炭に焼き芋を自分の消えていく寂しい影として見ている。私にはどこか遠くから焦がす匂いが漂ってくる。魚が遠くで跳ねている。私は白いボートの流れていく姿をそこに見た。私はそ ....
ノートなどを見るのであれば
私は白く綺麗なノートがいいのである
シャツを買うのであれば
とても白くて綺麗なシャツが欲しいという風に
広い海に入るのならば
浅瀬のない 遠くの深い海へと ....
何もない手に
私は 見る
空っぽな 自由を
私は 思いうかべるだろう
夜の中だった
空の そこかしこに
木の根として見つめさせられた
湖の音が 打ち寄せられていた
同じ色の ....
木の上にもたれかかった
過ぎていく空気を手に入れる
ノートと消しゴムは教室だろう
教科書など 泣いているのかもしれない
うち捨てられた コウモリ傘に
灰色な 鳥の ....
空っぽな日々なのにひどく疲れている。俺なんて「誰にも存在しない」のだろう。庭は日の光を浴びてガラスケースのような色をしている。白色をした煙草の煙も芝に漂っているように思える。俺は目玉化してそれらを捉え ....
会社とは僕のすべて
そんな気がする ああ
将来なんて何もない けれど ただ
そこに 夢見た すべてなんだ
僕の会社はすべてだろう
ボートでどこかにこぎ出した 湖の
僕にとっての苦しみだ ....
ぼんやりと歩いている様な気のする
ある者たちは
間違った方向に向かっていることに気づいた
父と会おうとする日の道を思うことすら難しかった
ましてや出ることなど
駅の改札は入ったところから ....
僕は言葉の破片を
手にしながら さまよい歩いていく 夜の間を
ただ 僕はいったい何なのだろうとやめない どこまでも止まることを
夜の間は続いていく どこまでも
子供が作った抜け道もあるかも ....
遠い所へ投げ込んだ
緑の草が生え揃っていて
生きていくことの
寂しさがあった 彼女の
言葉も無いがままに
*
人生がこれから
どう進んでいくのだろうと 今も
この胸に
焼 ....
思い出の一つすらどこにもないからかもしれない
換気すらしていないうえに
めくってみるその単行本は汚く
雑誌は忘れ去られた時代のものだろう
どこかにむけてとにかく歩いていこうと思った
....
kauzakさんの番田 さんおすすめリスト
(13)
タイトル
投稿者
カテゴリ
Point
日付
褐色の日差し
-
番田
自由詩
5
13-3-7
木の葉の詩
-
番田
自由詩
6
12-12-13
あのころはスターを目指していた俺。
-
番田
自由詩
3
11-1-11
青く垂れた釣り糸を
-
番田
自由詩
2
10-8-14
外車で
-
番田
自由詩
2
10-7-20
世界地図を、全部見た
-
番田
自由詩
2
10-7-15
午後の水色
-
番田
自由詩
4
10-6-18
テレビの隅っこ
-
番田
自由詩
3
10-6-6
財布も無く
-
番田
自由詩
2
10-4-8
駅中
-
番田
自由詩
2
10-3-10
水の、この中へと
-
番田
自由詩
5
09-10-26
夢の初夏
-
番田
自由詩
2
09-8-30
喫茶店で
-
番田
自由詩
1
09-7-16
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