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{引用=今までどうしても言葉にできなかった
いつだってそれは眩しさと悲しみのイメージで立ち表れてくるし
僕の言葉はただ、その名から溢れ出るしかないものだから
それでも今日僕は綴る
....
あなたの両手が
震えている
掌からは
せわしない日常が
ゆっくりと零れていく
{引用=
歳グヮ トッタネ
}
母よりも白い手で
母と同じくらいの愛情で
母とは違う眼 ....
空を見てる
いつもより幾分柔らかい眼で
オレンジ色の空を見ている
幸せで、悲しくて
涙を落としたくなるような心持ちで
夕焼けを眺めている
例えば ....
人を生きる、という行為について
その明滅をとらえることは
まるでひとつの灯火のようだ
どうしようもないくらいに
淡くて
美しい感情は
もう消せなくなって
僕らはいつの間に ....
足先まで
汗がにじむ
ぬるい風
重ねられたまま声をころして
白い白い窓辺から
青い夏を眺めている
(あ、あ、あ)
青空が
(あ、あ、あ)
流れていく
....