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空の意図を
誤って手に入れた
微動せず色を織る
超えるとはそういうことか
静心なく
手繰って往けば
いつかは千切れるだろう
ああ、試すでもなく
ああ、赦すでもなく
....
薄く醒めた夜
いつも話しかけては
ほどけていくような
曖昧な痛みは
そっと舌を噛んで
気付かない振りをする
斜面は転がるために
あるのかもしれないね、と
君は云った
すで ....
涙が出る程眩しい空の下の
君と猫をそっと盗み見ていた
暖かい街並みに似た君の笑顔
猫と僕は何も知らない振りして
気が狂う程優しい風の上で
最期の色をきっと今見ている
繋がらなくてもいい ....