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{引用=見上げた空のたかさを
とおく 感じて}
皮膚はまるで
とうめいなガラスのようだった
ふりそそぐひかりを
全身で吸収していく
こころに咲いた
まだせかいを
知ら ....
見上げた空から
はらはら 葉が
ながれていた
なみだ、かと思った
それは
落ちていたのではなく
夕暮れの空
まっすぐいちれつに
ならんで昇っていた
りょうてから
ふわり ....
花火 のよう
ではなかった
燃え上がった炎
お互いのいのちを
内側から削り合って
混ぜ合わせた粉に
火矢を放つ
一瞬の火花の中
求め合い
探り合う
薄い皮膚だけ保たれて
....
閉ざされた想い
祈り合わせた手から
こぼれ落ちた
二枚貝
黄金色
さざめく波に乗せて
身辺整理は着々と進んでいるのに
心の整理はつかないまま
あなたの言葉は
やさしく
残酷だ
身辺整理が着々と進んでいる中
今頃やっと気がついた
あなたの言葉は
額の中に向けて ....
ある日突然
人を魅了するような
やさしく穏やかな
寛大で力強い
音を奏でられるはずもなく
今日も地道に
地味な練習
そんな音を奏でるには
日々流れゆく音に耳を澄まし
イメージ膨ら ....