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そう君は
通り雨みたいなものだったんだ
たくさんの染みを僕につけて
そう君は
通り雨みたいなものだったんだ
いつかは去って染みは消えて
立ち尽くす僕を困らせて
乾いた心を ....
川べりを歩くように
線路沿いを歩く
この街はせわしないから
列車に幾度も
追いつかれては追い越される
たくさんの人の思いが
列車に乗って
近づいては遠ざかる
まるで別の時間 ....
なつかしい夢を見た朝
つらなる妄想と願望に
のどが渇く ひどく
あの人のいない現実と
さっきまで居た、という感覚
纏わりついた汗が一瞬で凍る
もう 外はあおぞら ....
初めての朝は海の中で目覚めた
期待に似たものに満ちた光と
生まれたままの姿で
あの人と二人浮かんでいた
私はすごく幸福で
そうして少し悲しかった
こんなに幸福な朝は
二度とこない ....
君はもう忘れてしまった?
あの日 僕らが見た空の色
バイバイって別れたホーム
別々の電車の窓
見上げた同じ夕焼け
燃えるような赤い夕焼け
「見て 空がきれいだよ」って
二人同時に ....
繰り返す梅雨の憂い
水溜りに映るのは
また歪む空
さよならのかわりに
泥水を蹴り上げる
汚れても笑っていた
強くありたかった
暴れる水面に
反転する空
....
窓の明かりが消えた街に
歩く足音
吸い込んで高く澄む
黒く黒い空気
張り詰めた頬
耳を塞ぐ音楽が
どうしても君に会いたいと
叫ぶ
見上げる
高く澄んだ黒に
点いては消える光の名 ....
kauzakさんの衿野果歩さんおすすめリスト
(7)
タイトル
投稿者
カテゴリ
Point
日付
after_the_rain
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衿野果歩
自由詩
3+*
09-6-21
流水
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衿野果歩
自由詩
2*
09-5-26
夏の朝、もう外はあおぞらなのに
-
衿野果歩
自由詩
1
09-5-24
始まりの朝
-
衿野果歩
自由詩
4
09-5-23
モノクローム・サンセット
-
衿野果歩
自由詩
2
08-9-22
瑠璃色の渦
-
衿野果歩
自由詩
4
08-6-9
スターフィッシュ
-
衿野果歩
自由詩
4
08-3-8
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