すべてのおすすめ
君の部屋から僕の部屋に
帰宅するまでの1時間半
電車の窓を左から右へと
流れていく夜景とともに
今日一日の出来事が
左から右へ流れていく
それは、たとえば
君が部屋の中で
うとうと ....
木々は空の下で動かず
静寂は燐と張り詰める
僅かに震える街灯の光は
夜となって歩道に落とされる
昼の間、風と共に遊んでいた白い雲は
いつの間にか隠れてしまった
暗闇の中で研ぎ澄まされる
....
思い返すと僕は
思春期の日々を過ごした街の中にいるのだ
公園のグラウンドの中央に立ち、辺りの景色を見渡す
まるで水の中のように
空が柔らかく揺らめいて
太陽の細い光の線が散乱する
....
回っている。
ロングスカートをはいた女が
スカートの傘の中央でバランスを取りながら。目を閉じて。
右手は垂直に天井に。左手を横にゆるやかに伸ばし、回転する。
長い間、ただ一心に回り続ける。
....
kauzakさんの結城 森士さんおすすめリスト
(4)
タイトル
投稿者
カテゴリ
Point
日付
君へ
-
結城 森 ...
自由詩
1
09-4-23
傍らに明かり/
-
結城 森 ...
自由詩
5
08-11-13
融解
-
結城 森 ...
自由詩
1+
08-10-28
さよならメリーゴーランド
-
結城 森 ...
自由詩
4
08-4-20
すべてのおすすめを表示する
推薦者と被推薦者を反転する