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海辺のテニスコートまで歩いていくと
忘れられた言葉たちが孤独なラリーをしていて
ボールを打つたびに会話をしていた

僕たちは細かく絶望的に分たれた世界の層の間にいるんだ

ここでは漂着する ....
白んだ月が ビルの谷間へふわりと浮いていて
空と一緒に白んだのだろうかと 埒も無い空想を浮かべて 
一度も君を抱きしめられなかった
思い出を
缶コーヒーで追悼する

夕日を好もしいと思う
 ....
kauzakさんの灯兎さんおすすめリスト(2)
タイトル 投稿者 カテゴリ Point 日付
えいえんとしてのラリー- 灯兎自由詩408-10-2
夕日坂- 灯兎自由詩308-4-29

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