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降り抜けば雨も積んでやろう

家々々から人々々がゞゞゞゞゞゞ

鵜が羽ばたきをやめ虚空を見つめていた

仮の名は嬲ってあるためよく見えない

雑草に甲羅を着せて森語らず

俎上にい ....
こんこんと水のまま鴨の口から

亜人の腕輪を交換しに行く砂漠のバザー

抹茶薄い皿に永遠に落ちてくる

突如生えた角で広場に十字刻む

火のないところの煙は目印卵を産む

灰色の空 ....
喪でつながる距離を冷たい指先まで這う

クッキーの型から皿へくるしみぬく

盲点へ脳傾けてビー玉吐く

窓に干してあるさそり揺れる殴られて

散らばる石に祈る冥福もあるだろうか

 ....
火の波を挟んで無名の巡査と撃ち合う

花に占いを頼まれて謝る

意識まで跳ね飛ばされて街に着く

頁めくるごとにはっきり血を採られ

刺された腹部からほとばしる林はやく

静かに張 ....
kim「詩人を攻撃してるわけじゃありません。」
http://po-m.com/forum/showdoc.php?did=71718



 今、日記を書いている。日記を書いている最中に ....
帰りを待ちめきめき蔦めくこと五年

痩せた男くるぶし以外は売り払う

血を引く白い手紙を浮かび上がる女

脳そっくりの汚い雲が頭上にある

城偽りに思い出し多情の発火点

岩が季節 ....
突端優れている庭地下は声だらけ

黄いろい夕方の目的を記しておく

今朝とれた野菜くすくすくすぶる食卓

粉持ち歩く助手自身既に粉の一部

引っ越し終わるまず峠を箱から出し掛ける

 ....
家が軋んだ。霊感を持pigaったひとなら騒ぐとこpigaろだ。わたしはただそpigaの出来事をノートにつpigaける。ノートは日記代pigaわりに使う場合と授業pigaに持っていくことがあpigaる。 .... 頭を掴まれ続けて朝誰もいない寝室

耳を鳴らす 孤独がそうしたように

茶を淹れて飲んで踊って余命コトリ

みどりと鳴くにはみどりを知らなさすぎて飛行

さえずる器具を指に取り付け空か ....
くちびるで囁く竹林内部の神主

白い粉かぶった故郷に無傷の女体

霊が来るんだ次の次の駅緑地公園

溺れてるみたいでしょう追い風なんです

庫内の傘やがて遺跡の足を濡らす

父ら夜 ....
鬱蒼と茂るポシェットの中身と紐で繋がる

天秤を常に傾ける神だのみ

朝令嬢の笑顔見た窓から銃が引っ込む

信者といた部屋蒸し上がって襖ひらく

虫の色捨て切れず這い回る宿主

シ ....
岡部淳太郎「恋愛詩の可能性」
http://po-m.com/forum/showdoc.php?did=65877
りす「岡部淳太郎さんの『恋愛詩の可能性』を読んで」
http://po-m. ....
数千万の草ばかり残る

都市の端くれとして煉瓦を投げつけ一日疲れた腕

死にもの狂いのもの見ずもの忌み

入ってくる遠のいてゆく窓、窓しめて

実家の実写ねじたフィルムにあとあかり
 ....
幼芽杳として育つ樹海は母

不穏な沐浴美女の背に文字かすむ国へ

観客の涙を誘いつつ植樹

あきらめて針山へ川つくるべく

電球ばらまく飛行船ひっつかんで投函

正気のサボテン連ね ....
指伸びるあくまで体の一部として

家賃の上に成り立つ少年おもちゃにし

見知らぬマント誰だ父ではない

石油に濡れた手近所をかたっぱしからはたく

煙や土間の無色夢に見なおも横切り
 ....
山間部は雨ラジオから流れ部屋満たす

付箋ヶ原の風向き無記名逃げ場なし

つづりうつむく母親ノギスにも使える

出荷まつ木片に刷毛を差し向ける

影吊る梁よじ登るついのかわきに

 ....
板突然鏡になり通夜飲み込む

星座を煮る鍋の古さが目にしみる

丘陵で鉄分とりあうあの頃のぼくと

カーブ艶やかなるを組体操がごみの山

疾き馬の毛並み越えかねる朝日

氷解けるご ....
明るくほつれだす端切れ黄泉と見脚部見え

天地間の空室 粒子でチェックアウト

らんたんを提げてまったくあかるい袖

分離帯へ病みかかる木の電飾であるく

花畑を下りた河口でみおくる油 ....
雑多なる手足ここそこ糸を吐く

木組みの台で踊れし彼女の木工ロンド

とびらはずす
 時候の挨拶 叔母が来た

荷姿でグランドピアノを弾くピアニスト

少年の青
連れ込んで
   ....
うわずった声まなびやの真実を話す

苦い骨に顔しかめるべき名を聞くばかり

古墳からひとを見くだすのがお好き

ボールペン立つ夜の柱として次々と

翁の衣をかぶった土砂崩れが町へ

 ....
屍に悉く空恭しく

夏の水道唾液のぬるさにて

設計図に紛れて一本になる

真夏日に晴れの予報を見て死んだ

弁当と残像を家に置いてきた

返り血を浴びて太陽燃えている

目覚 ....
一から十まで音読している子供たちの学習を邪魔してはいけない。子供たちは覚えようとしている。窓枠から、開いている窓枠から手が伸びて、白い手が、絞め殺した数字をひとつひとつ放していく。楽しいおしゃべり。子 .... きっと死にゆく人の目に非が映り

食べ方を教えてくれれば霞でも

マジシャンのような手付きで爪楊枝

濡れている 傘も記憶も閉じている

腹ペコリ頭ペコリの職探し

ラブホテルの明 ....
誰が湿らせたかご臨終ごっこ

待て落ち着けそいつはほんとに美女なのか

話しだすとつとつとつとつヘリが来る

あ と思うより他のない傷があり

月を打つ音悲しくて水面立つ

「今日 ....
迷子のお知らせをします
赤い帽子をかぶった
ワンピース姿で
後期量産型の
中年男性が
迷子になっております
アナウンスはスロープを
なだらかに崩れ落ちる
伏せられたメガホン
かぶせら ....
 写真を撮ってくださいとお頼みしたかもしれません。いつのことかは忘れたけれど。忘れないうちに忘れてないことを語っておきます。戦争があったのは三年前で、街はぼろぼろになりました。その頃に犬を買って、お金 .... くぐもり

うきぼり

はびこり


くたばり



のけぞり




あぁ、ここだ、ここだ。
ざす
佐々宝砂さんの黒川排除 (oldsoup)さんおすすめリスト(57)
タイトル 投稿者 カテゴリ Point 日付
アンドシー- 黒川排除 ...川柳6*06-8-4
ハンマーによる抽出実験- 黒川排除 ...川柳206-6-20
このくれやみ- 黒川排除 ...川柳306-6-11
グリーンランド- 黒川排除 ...川柳406-4-28
しかし詩人はまわりこんできた- 黒川排除 ...散文(批評 ...606-4-20
合法投棄- 黒川排除 ...川柳2*06-4-19
残業火事- 黒川排除 ...川柳106-4-15
pig_a- 黒川排除 ...自由詩106-4-10
ストレンジャーズギブミーズ- 黒川排除 ...川柳306-4-9
ファンタノイズ- 黒川排除 ...川柳506-4-1
征服- 黒川排除 ...川柳306-3-26
カテゴリーと恋愛詩とワイシャツとわたし- 黒川排除 ...散文(批評 ...12*06-2-20
閂釦- 黒川排除 ...川柳406-2-7
なんかおぼえてる- 黒川排除 ...川柳406-2-1
密室密度- 黒川排除 ...川柳306-1-12
付箋ヶ原- 黒川排除 ...川柳306-1-4
*- 黒川排除 ...川柳405-12-26
ここでお別れ- 黒川排除 ...川柳505-12-22
くるうがにくも- 黒川排除 ...川柳305-11-5
クラーレ!- 黒川排除 ...川柳305-11-1
- 黒川排除 ...川柳405-8-6
いたいけな子供たち- 黒川排除 ...自由詩305-7-27
- 黒川排除 ...川柳405-7-26
- 黒川排除 ...川柳705-7-18
3000リットル- 黒川排除 ...自由詩804-10-13
ダルメシアン・ポラロイド- 黒川排除 ...自由詩604-6-10
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