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1.心配する

そんなにもすこやかなら
まじないはいらないね
唯一だから
名前もいらないんだろう

世界にかぶれないように
もっと 眠ったら




2.真実

バナナの ....
一.


剥がれおちる夕方から
くるぶしをなでたぬるい夜が
道順どおりにすすめなくて
わらっちゃうねいつも
欲望のはなし




二.


情熱と渇望とスカートと臨場感と ....
一.


感度のよい
センサーライトが
いきばのないくらいに
点る

道は足に
ぶら下がったままで




二.


ひまし油
(メルセデス・ベンツのブレーキホース ....
砂浜のない水たまりがさみしくて砂時計から補充した陸



さようなら ― もとは接続詞なのだから ― 悲しむ理由はどこにもない



「リコーダーを縦笛とよぶ日 ....
コンセントから漏電した原色の((わすれないで))はフィクションとなり



       凝固剤の足りない夜の水槽で泳ぎも歩きもできない会話 


壁 ....
列車から{ルビ放=はな}った鮮花は孤児だから一枚一枚懐柔していく



長針の長さか短針の長さかと午前午後とも振り切れてなお



隣家の瓦のいろを確認する軋む板間にうぶ着の陽光
 ....
{引用=体温の変化って
すごいね


+



うるんだ夕刻の
スプリンクラーからは


しずまないでいる陽が
不遜で
わたしたちは
落日みたいなことばで喋る

 ....
追いかけた音符につまづく舌のことレモネードをくむ夜のきらきら



圏外のサービスエリア出る頃に公衆電話の黄緑おもって



蜂蜜をかけて闇夜に置き去りにした君の名がかなしんでいる
 ....
あすくれかおすさんの簑田伶子さんおすすめリスト(8)
タイトル 投稿者 カテゴリ Point 日付
グッドアイズ- 簑田伶子自由詩9*22-3-15
断片集「ティーンエイジャー」- 簑田伶子自由詩4*20-7-29
断片集「まり麩」- 簑田伶子自由詩16*08-7-11
【短歌祭参加作品】グッド・バイ- 簑田伶子短歌24*08-3-18
きみは東京に住んでいる- 簑田伶子短歌25*08-2-13
初夜- 簑田伶子短歌14*08-1-29
平熱- 簑田伶子自由詩14*08-1-26
【MIX&REMIX参加作品】_一過性の月をみている- 簑田伶子短歌11*06-1-3

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