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詩情は朽ち木のように
川を裁断し
それを橋と呼んで
水を渡る
わたしたちの足は
いつまでも渇いたまま


濡れた手のひらのうえ
小さな風車が幾つも咲いて
わたしたちの語彙は
かな ....
わたしの背に
連綿とつづく原野
そこに暮らしていた
一匹の仔兎が
今夜
死にました

という
あざやかな寓話を
包帯にくるんで
玄関の扉に
吊るしておきます
けれども街には
 ....
 
 
日記帳、
欄外の余白を縮絨し
つくられた子羊に
錆びた針を飲ませる
わすれられた浜に
とり残された
もろい足跡のように
母の筆跡は、
幾度目かの春で途切れていた


 ....
エスカルラータさんの雛鳥むくさんおすすめリスト(3)
タイトル 投稿者 カテゴリ Point 日付
けつえき- 雛鳥むく自由詩811-10-5
Land_Scape_Goat- 雛鳥むく自由詩10*11-3-29
Ou_est_ma_agneau- 雛鳥むく自由詩1311-3-19

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