すべてのおすすめ
冬と春の間に
何がある
俺の場合
別れがあった
忘れられないと
男を追う女
忘れられないと
女につきまとう男
そう
忘れるのは難しいぜ
気付 ....
あなたが俺を突き放したのは
俺のためか
だったら
早すぎだ
俺の傷はまだ治っていない
あなたでなければ
治せない
あなたの付けた傷だからだ
あなたが俺を ....
俺の
コップみたいな
小さな海に
白い雪が
舞い落ちて
溶ける
狭くて小さいけど
溶けた雪の
悲しみも
しっかり受け止める
溶けなければ
....
真夜中でも
僕のところに来ていいよ
僕は待ってるから
君は寂しがり屋で
毎日
いろんな付き合いがある
買い物 食事 カラオケ
それでも
君の寂しさは癒え ....
生まれ変わったら
何になりたいかって
お前は聞いたよな
俺は
男も女も生き物はいやだぜ
俺はね
街になりたい
色んな人間がいて
楽しいことも
悲し ....
雪が降っていた
ここは積もらない
俺も
雪の想い出はない
ただ雪のような人は知っていた
美しくて
純粋で
真っ白の心を持って
はかなく消えた
その ....
サクラのキャンドルを買ってきた
小さな丸いジェルのキャンドル
ピンクのサクラが
真ん中に入ってる
サクラのマグカップを買ってきた
有田焼の和風なマグカップで
サクラ ....
俺の部屋は
私鉄の最終電車のアナウンスが
よく聴こえる
乗り遅れて
ぐてんぐてんの
サラリーマンがベンチで寝てる
一年浪人して
三流大学をやっと卒業
リ ....
花は咲いても
散っても
その美しさは
心に刻まれて
想い出になる
いくら
俺でも
想い出くらいにはなりたいぜ
愛情なのか欲望なのか
もうわからない
世で
夢なのか要求なのか
もうわからない
世で
俺も決めかねる
自分で自分のことがわからないぜ
身長とか体重とか服のサイズは
わ ....
午前1時の暗闇の中
俺の部屋の窓から
教会が見える
十字架がネオンになっているんだ
あの教会の前の十字路で
俺はあなたに「サヨナラ」と言った
子供が学校の帰りに言う ....
白い月
白い星
蒼い月
蒼い星
道を歩いているときは
白く見えた
部屋の窓からは
蒼くみえる
どちらにしても
冷たい色だ
でも
その冷 ....
夜 二人であるくと
君はいつも星を探す
何を祈っているんだい
何を忘れたいんだい
君が時々買ってきてくれる
ビールの銘柄
僕があんまり好きじゃないのだよ
煙草 ....
仕事の帰り
いつも僕は駅前のコーヒー屋に寄る
200円や300円のコーヒーに
おいしいとかまずいとか
言いはしないよ
君と初めて
二人きりになった
場所だから ....
夜のバス停は寒い
バスを待つ人は
何を思っている
俺の乗りたいバスは
昨日も
今日も
来なかった
明日は来るのか
俺の乗りたいバスは
なかなか来な ....
僕は何をためらっているんだろう
君のことは
忘れたのに
新しい恋が始まっているのに
オレンジ色とレモン色の光を見ると
君を思い出して
心が揺れる
僕は何を怖が ....
冬の日差しを浴びて
輝いた
甘い香りの憧れ
恋とはわからず
愛を知らず
僕は
ただ君を見ているだけで
幸せだった
冬の日差しの中で甦る
君の面影
....
お前は
俺が無罪か有罪かばかり
考えてるんだろう
罪の無い
人間なんていやしないぜ
俺も
お前も
誰かを傷つけて
誰かに傷つけられて
生きているん ....
俺は先走るからいけない
いつも
遠くばかりを見て
足元の段差に気付かずに
こける
躓き通しだ
季節も
俺の中で空回りする
親しいヤツから見れば
危なっかしくて
ぶき ....
今日は雨だね
雨が
何千、何万の輝く槍となって
僕の体に突き刺さる
あの時の痛みに比べれば
この方がいいよ
僕と君は出逢った頃
とても話が合った
よくし ....
遠くで雷の音がきこえる
俺は 雷も稲妻も嫌いじゃない
雷に打たれないと
わからない 衝撃
走る稲妻のごとき痛み
雷に打たれたような
突然の出会い
突然の別れ
春の雷に
....
虹の向こうに何がある
きみはがよく言っていた
それは知らないほうがいいと
俺は思うぜ
虹はすぐ消える
人の恋のように
人の夢のように
形を残さず
消えて ....
僕は男だから
誰にも言わずひとりで
旅に出たいこともあるよ
遠い空の下で揺れ動く
自分だけの蜃気楼を信じて
子供の頃に見た夢を信じて
長い道のりでも旅に出たい
そんな僕の ....
俺が やっと手にしたものは幻想だった
あるはずのところに 何もなかった
俺が やっとめぐりあえた人は透明だった
なにをしても 俺はその人をすり抜けてしまう
少しのあいだ 探し物も 何か ....
「お前 最近暗いな」
お前から 俺へのメール
俺だって
自分の好きなことやってりゃ
笑いもするし はしゃぎもする
おいしもの食べりゃ
幸せだと 目も細くなる
お前が その場にいな ....
僕と君は一緒には なれないと知りながら
別れられなかった
君と会うたび切なかったよ
寒い冬
君は自分のマフラーを僕に掛けてくれた
僕たちは1つのコートに包まれて
歩いた
それ ....
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